昨日は1ヶ月半ぶりにの面会日で、差し入れの冷菓とツレアイが買ってタンスの中に仕舞っていたパジャマを持っていそいそとでかけまたした。
今までの記録を上回るコロナ患者の急増に施設側も非常に神経を尖らせているようで、今日は今迄とは違って建物の中には入れず、玄関を半分だけ開けてそこに置かれたテーブルの真ん中にあるアクリル板を通じての内・外に別れての対面となりました。
少し勝手が違い戸惑いましたが、化粧やマニキュアをしてもらったツレアイは嬉しそうな顔はするものの落ち着かない様子。
ツレアイが座っている玄関の内側の椅子からは、丁度外の通路が良く見えるので、ツレアイは外を通る人や道路の向こう側にあるスーパーの客の出入りが気になる様でした。
今日新しく気付いたことが一つ。人の呼び方に関することなのですが、経過から言うと、
・先日施設から送っていただいた七夕祭りの写真で気になっていたことがありました。それはツレアイが手にしていた自作の短冊に「お父さんに会いたい」と書いてあることでした。
・正直言ってツレアイは自分の父親との折り合いが悪くて、口も利かないことが多かったので不思議に思いツレアイの妹に知らせると、「そんなん信じられないが、年取って気持ちが変わったんやろか?」というような話をしていました。
・しかし、今日の面会時にツレアイを居室から連れてきてくださったスタッフの方が、「いつも会いたい言うてる、お父さんが来てはるで・・・」とツレアイに話しておられるのを聞いて合点!!
そのスタッフさんを責めるつもりは毛頭ありませんが、世間一般では私位の年齢になった男性は「お父さん」、女性は「お母さん」と呼ぶのが一般的で、子供を持たれてる方には、余り抵抗なく受け入れられるでしょう。
しかし、我が家では子供が居ないので、二人の間ではお互いを名前で呼んでいたのですが、ツレイアが認知症の進行と共に私の名前を直ぐに思い出せなくなると共に、スタッフの方から「お父さんからの差し入れ」とか「お父さんが面会に来る」とかいうように言われるので、いつの間にか私が「お父さん」になってしまったのではないかと推測する次第です。
これで思い出したのは、よく飲んでいたころのことですが、余り馴染みのない店で「お母さん、お勘定!」と言って、『何がお母さんや? 私あんたを産んだ覚えは無いで!』と切り替えされた事が何回かありましたね・・・
本当に、人の呼び方は難しいです。(まさ)