●昨日(4日)は、北本市議会建設経済常任委員会協議会が開催され、現在埼玉中部環境保全組合(北本市・鴻巣市・吉見町の2市1町)で検討中の「新ごみ焼却施設に関するテーマ活動について」意見交換しました。新施設の建設地候補地の選定は、昨年9月の基本合意で「安養寺」と首長レベルで合意しています。そのことについて、検討委員会を設立して8月25日に1回目の会議が行われました。わが議会からは桜井議員が検討委員として任命されています。今日は桜井議員からこれ迄の経過について報告を聴き、協議会で意見交換しました。
●桜井議員の報告でもそうであったが、すでに10月8日の新聞記事(10/7の第2回目の検討委員会)にあるように、検討委員会への諮問の段階で建設場所は「郷地安養寺(基本合意の場所)」が前提であるので、他の場所等との比較等については諮問の内容になっていないと退けたようです。これなら諮問は単なる「アリバイ作り」で、行田鴻巣北本による3市のやり方と同じです。そもそも、一度「安養寺の建設地(埋め立て等土木費約45億円他周辺整備費)」に係る経費が高額(当時は約100億円?)で、行田市の整備済みの建設地も比較検討していただきたいという行田市長の提案を拒否して「白紙」になった因縁ある場所です。
●昨年9月に、鴻巣市長(当時原口氏)の提案を受け三宮市長は議会に相談(説明)することもなく、方針を決めたことから議会は全員協議会を開催しました。その場で半数以上の議員が発言し、白紙の検証が不十分、建設コストの積算せずに決めるのはいかがなものかという「批判的」な意見が多かったと記憶しています。今日の桜井議員の報告でも、桜井議員は「1カ所だけでなく、複数個所を比較することが必要」と意見を言ったが、それは諮問に含まれていなと言われた。建設費についても数字(積算していないのか)はないという杜撰なものです。
●検討委員会での資料が配布されました。その資料の「建設地(安養寺)の適地性の確認」の項目で、「建設コスト」については地質の特異性(軟弱や支持地盤等)は説明しているが、肝心のコスト(COST:費用。経費。特に、商品の生産に要する費用。生産費。原価。)については記載されていません。他の場所との比較もしない、コストを積算していない(公表されていない)のに、この検討委員会は「適地」と答申出すのでしょうか。もしそうなら、この検討委員会の委員に報酬は支払う必要はありません。最も重大な経済合理性:税負担と効果性(地方自治法第2条の14項「最小の費用で最大の効果」)を欠いています。
●組合管理者副管理者には、住民の血税で整備すという意識が欠落しているとしか思えません。地方自治法が変わり、監査基準は民間企業並みになっています。管理者に対し「住民監査請求」することも考慮すべきでしょう。三宮市長出席のもと、改めて協議会を開くことで昨日は終わっています。