四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

今朝ポスティングで苦言いただく<感謝です>元外交官天木直人氏のブログ無断で転載。

2016-05-14 09:25:42 | 日記

●今朝は駅西口にポスティングしました。庭にきれいに咲いていた花について尋ね、少しの時間お話しました。年配の女性でした。この家の奥様と思われます。「くどうさん、あまりよくない噂を聞いていましたが、今お話ししていると、全く噂と違うので驚きました。会ってお話しすると本当の人柄が分りますね…。これからも市民のために頑張ってください」と言われました。「ありがとうございます」と一言申し上げました。このように、本音で言っていただけることはありがたいことです。私は、人間的に欠点が多く未熟であるので、自分の思いとは違ったことを言われることが多くあります。その都度反省しています。

 

●今日は、午後王子の北とぴあで開催される「国会が百倍楽しくなる本当の話」という集会に参加します。出演は、山本太郎さん(参議院議員) ゲストは雨宮処凛さん(作家・活動家)です。これはおもしろそうです。

●元外交官の天木直人氏のブログです。無断転載しました。読んでみてください。どのように思われるかは、読んだ方にお任せします。

安倍首相に対する批判や罵詈雑言は数々ある。私も安倍批判においては言いたい放題、書きたい放題だ。しかし、これほど厳しく、なおかつ、的確な安倍批判は、後にも先にもないだろう。そう私が思う、いわば「日本一の安倍批判」を見つけたので紹介したい。まず黙って次の文章をお読みいただきたい。

「安倍さんは、ずるい政治家です。政治の世界では、人を欺いたり、裏切ったり、ずる賢く立ち回ったりというのはありますが、それは政治家同士の権力争いで行われること。政策決定が国民の生活なり人生設計に影響がある場面で、そういうズルをやっちゃいけないんです・・・安倍さんを表現するとき、私は、二つの『ムチ』に集約できると思うのです。ひとつはignorantの無知、もうひとつはshamelessの無恥です。無知については、彼はまず歴史を知らない。戦後の日本人が築いてきた歴史を踏まえていないんです。ある政策を決定する場面で、現代に至るまで過去の政権がどういう議論と決定をしてきたか、そのプロセスを知る事は非常に重要な事です。しかし、安倍首相はそういう過去の世代へのリスペクトがまったくないんです。日本国憲法というのは、戦争で310万人もの人がなくなり、その犠牲者たちに対する義務感で作られた側面があるわけです・・・もうひとつ、安倍首相の無恥についてお話ししましょう。一言で言って、安倍さんはずる賢いんです・・・安倍首相は自分の考えに同意する人物を登用し、反対する人はクビにしてしまう。つまり、安倍政権のやり方というのは、『法による支配』ではなく、『人』による支配なんです。現在、政策の違憲性について指摘するのは最高裁判所と内閣法制局です。安倍さんは、これまで集団的自衛権について違憲だと唱えていた内閣法制局長官をクビにし、自分に都合の良い人物を据えた。内閣法制局長官が解釈すれば、それが法ですから、形としては法の支配です。しかし、裏を返せば、実際には人の支配なんですよ。これまでの歴代の内閣はこれだけはやってこなかった。人事に手をつけて自分の都合の良い解釈を引っ張り出して後の事は考えない。実に危険な考え方です。『無恥』としか言いようがない・・・」

その批判はこう締めくくられている。

「過去の世代が議論し築き上げてきたものへの敬意と次世代への責任。その二つを考えるなら、重要な案件はたくさんあります。少子高齢化、原発、地震など、国の存続に影響する重要課題は山積しています。きちんと過去と向かい合い、次世代につなぐ政権運営をするべきなのです」

 これほど厳しく、それでいて、罵詈雑言ではなく、これほど的確な批判があるだろうか。しかもこの批判をした人物はただの批判者ではない。大学の名誉教授である。しかもただの名誉教授ではない。安倍首相の政治思想史の恩師である加藤節成蹊大学名誉教授なのだ。恩師からこのような批判を受けるようでは、もはや安倍首相は、まともな神経の持ち主なら、日本の首相にとどまるわけにはいかないだろう。いくら野党が不在でやりたい放題出来るとしても、首相にとどまること自体が恥だ。それにしても、このような批判を、身分を明かして公言した加藤節名誉教授の勇気は凄い。

●政治に身を置いているものの一人として、考えさせられました。

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県庁職員連続セミナー裏口聴講2回目「分断を断ち切り“皆で支え合う”財政」への転換を

2016-05-13 21:10:41 | 日記

●11日(水)は、県庁職員の自主的勉強会の連続セミナーの第2回目に行ってきました。前回に引き続き、日高議員を誘っての参加でした。二人で難解なテーマに挑戦しています。テーマは、普遍主義的政策転換と地方財政~「連帯」を生み出す条件を考える~、講師は埼玉大学人文社会科学研究科・経済学部教授の高端正幸氏。第1回目の慶応大学教授の井出英策氏と方向性を同じくする研究テーマでした。まずは、「普遍主義的政策転換」とは?という問いかけであり、なぜそれが不可欠なのか。これは相当難しい講義になるなーというのが率直に感じた第一印象でした。

 

●私は、これまでの新自由主義的な競争・自己責任社会から、協働や連帯による共生型福祉社会への転換と、考えを変えています。特に昨今は、格差・貧困・孤立・分断という生きづらい社会を、誰もが生きる希望や人が社会とつながれる「社会」へと成れないかと思うようになりました。第1回の井出氏の社会保障(福祉)と財政論には、これからの地方自治政治に希望を持ちました。この日の高端先生の「持てる者」と「持たざる者」を分断する財政から、階層横断的な連帯により「皆で支え合う」財政への転換なくしに、社会の危機も財政の危機も克服できない。そのカギは「社会保障の普遍主義への転換」であると。大きな政府を必要するという論は、小さな自治体(政府)への行政改革一辺倒の昨今のトレンドと違うことに興味がわきました。

●福祉と財政を考える世界的類型に、「残余主義」と「普遍主義」があるという例示は初めて耳にするものです。残余主義とは、自助・自立・自己責任を重視。困窮者のみを救済する。小さな政府で、米・英や日がそういう類型になるようでした。一方普遍主義は、生活上のニーズを社会的にカバーすることを重視する。共通のニーズに共同負担で現物サービス給付する。北欧に多く大きな政府に類型されると話されました。国際比較の中で、日本はすべての世代で貧困率が高く、特に65歳以上の高齢者が高い。また、職を失うことや見つからないことに対し、非常に心配、心配が、75%と断トツでトップ。子供に良い教育を受けさせられないことに、非常に心配・心配は、60%とスペインとともにトップです。スウェーデンやオランダに比べ、職を失うことや教育については、3倍以上です。心配社会です。

●戦後日本の財政と自己責任社会により残余主義による悪循環は、政治への信頼、社会的信頼を喪失し、他社や弱者をねたみ、他人を疑う意識の高まりにつながっていると話されました。政府への信頼は、非常に信頼する・やや信頼する(24%)で、信頼しないは65%です(スウェーデンは、信頼する60%)。初対面の人は、信頼するは10%未満で、信頼しないは70%以上(スウェーデンは、信頼するが60%)。近所の人は、完全に信頼・やや信頼で50%でした(スウェーデンは、信頼は80%)。このように残余主義がもたらした不信社会は租税負担への抵抗を生み出し、社会的連帯を作り出せないでいる。

●このような不信社会を脱出するに果たすのが地方自治体であろうと。住民に近い存在としての基礎自治体は人々政府との接点があり、かつ地域社会の一体性を作り出せる。地域包括ケア、子ども・子育て支援新制度、生活困窮者自立支援といった多様な主体がつながりによる地域社会の再構築が急がれると思いました。協働による地域特性に応じた供給体制(定型的な縦割りサービスから不定期・領域横断型サービスへ)と「総合行政主体」へと。住民自治機能の低下には地域内分権を。地域住民と接点からボトムアップでニーズをくみ取り、「参加と熟議」で政策決定プロセスへの埋め込みが重要であると。

●私の知的レベルでは、この程度の理解でしたが、二度三度と聴講し、現場で市民と関わりながら、試行錯誤を繰り返すことで新しい福祉社会を地域に築くことができそうな希望を持ちました。このような自主研修を重ねる県庁の若手職員はさすがです。そして私のような部外者でなおかつロートルにまで機会(裏口聴講生)を作っていただき感謝です。それにしても、このような知的刺激はいくつになって有意義です。次回は宮本太郎先生の社会保障についてです。今から楽しみです。講演聴いて勝手な解釈です。間違っているかもしれません。関心のある方は、高端正幸著「復興と日本財政の針路」岩波書店。「分断社会を終わらせる」筑摩書房を買ってご覧ください。誤字脱字ごめん。

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警察小説の第一人者横山秀夫の「64(ロクヨン)」前編。昭和64年の7日間で起きた未解決誘拐事件

2016-05-07 19:51:34 | 日記

●映画64(ロクヨン)前篇、今日封切り公開。鴻巣シネマに行ってきました。警察小説の第一人者横山秀夫の作品です。昭和64年は、昭和天皇が崩御され、わずか7日間でした。この間に小学生の女子が誘拐され、身代金が奪われた上に殺害されるという悲劇から始まります。犯人が検挙されないままに平成13年、時効まで残り1年群馬県警内部で渦巻く権謀術数が物語。

 

●物語の主人公は、三上という元誘拐事件を現場で捜査した刑事、現在は広報官という事務部門。新聞記者との軋轢の中で、未解決の誘拐事件が動き出す。人間物語。被害者の父親は、経営していた会社も閉鎖し、奥さんも病気で失い、絶望の中にいた。警察のメンツと現場の苦悩のはざまで、三上は事件の核心に迫ろうという中で、新たに14年前の事件と同じ「誘拐事件」が発生する。同一犯人によるものなのか。ここで前篇の終わり、後篇は6月11日公開。

●5日に、元議員の大沢さんが「叙勲」をいただいたよいうことで、当時の緑風フォーラムのメンバーが5人集まりお祝いしました。大沢さんは、議長をされ、それらが評価されたようです。大沢さんは、もともと保守派の議員で、平成会に所属していましたが、9年前の改選期に我々と一緒に議会改革に取り組みました。6期務め昨年の選挙で引退されました。おめでとうございました。

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今日は「ボタン」と「フジ」の花見でした。ゴールデンウィークハッピーでした。

2016-05-05 22:38:24 | 日記

●今日はこどもの日。我が家のこどもは自分の実家の北海道へ。女房と東松山のボタン園へ。数年前に行ったときは時期が早く花が咲いていませんでした。そのため入場料が無料でした。今日は大丈夫だろうと楽しみに行きました。入り口で「本日無料」の看板。???さては!と思ったら案の定、今日は遅すぎて花が散っていました。自然相手は難しい。わずかに残っていた花です。

 

●その足で江南の藤を見に行きました。ここも数年前に行きました。今日は見事に満開で、一番いい時期です。大島さんとおっしゃる方の庭に植えられた藤です。樹齢140年だそうです。以前江南町役場に大島さんとい言う方がいました。ご親戚の方ですかと尋ねたら、「弟です。耕運機に乗っていますよ」と指差した方にいらっしゃいました。10年ぶりにお目にかかりました。奇遇です。見事なフジをご覧ください。

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柴又帝釈天の「寅さんワールド」へ行く。マドンナ魅力たっぷり、

2016-05-04 20:46:46 | 日記

●行こう行こうと思いながらなかなか時間が取れずにいましたが、念願の「寅さんワールド」柴又帝釈天に行ってきました。駅前に寅さんの銅像がありました。帝釈天の参道はにぎわっていました。笠智衆さんが演じた和尚さん、帝釈天は立派なお寺でした。願い事がかなうと言われ、特に願いはなかったが500円お賽銭を入れてきました。近くに寅さん記念館がありました。虎屋のセットに寅さんがゆっくりと休んでいました。マドンナが壁面にいきいきと映し出されていました。美女ここに集結。寅さんになりたいが…結局は振られるのだから…。女房と二人で久しぶりの休日でした。

 

●アメリカの大統領選挙の候補者選びに決着がついてきたとテレビニュースで。共和党はトランプが決定的とか。あれほど共和党の重鎮が批判したが、市民は彼を熱烈に選んでいます。発言に問題ありというが、あれぐらい言わなければならないのが現代のアメリカかも。自由の国であるとはいえ、あれほどの格差が現実の問題になると、もはやこれまでの政治プロデュースでは収まらないのでしょう。民主党もクリントンが後方になるようですが、アウトローと言われたサンダースに追い込まれています。既成政党に魅力がなくなっていることの証左なのでしょうか…。来年は、アメリカ大統領がだれになっても、日本の政治にとって大きな変革が求められるように思います。

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