●今日は今議会の一つの山場である「第五次北本市総合振興計画後期基本計画」の審議でした。すでに議案質疑を通告しているのが各会派から₆議員です。9時45分から始まりました。議案質疑は順調に進み予定時刻より早く討論採決になりました。賛成討論が2会派であったのは少々寂しい。担当はコロナ禍の中で審議会の開催等でたいそう苦労したであろう。約2年間に渡った策定作業、何より総振後期計画はこれから4年間の市政運営の指針です。議会としても重要な計画です。賛成としてもしっかり討論で姿勢を示すのが議会の正義とお思います。わが会派の桜井議員の賛成討論は、良いところの評価と問題点の指摘が適切で、私は議長席で聴きながら納得しました。賛成全員で可決しました。
●私は総合振興計画の時代は終わったと思っています。時代の変化が速い時代に、10年間の基本構想と5年ごとの基本計画の持つ意味は変わってきています。地方自治法に策定義務が規定されていましたが、もう10年ぐらい前に廃止され義務化で無くなっています。戦後、国の方針を示した「全国総合開発計画(全総)」は、1962年に地域間の均衡ある発展を目指して策定され、2009年の六全総まで続いています。都市マスタープランとともに、土地利用と総振は一体的な作用を目指しているが、現実は整合性がなく、4年ごとに選挙で選ばれる首長の方針で変る場合もあり、現代のような変化の時間軸が早い時代にはこのような固定的な計画でなく、時代の潮流に合わせた柔軟性のあるコンセプトビジョンがあっているように思います。
●本日議決された第五次北本市総合振興計画後期基本計画の未来に”幸あれ”と祈ります。定例会も残るは21日の最終日の本会議となりました。油断せず気を引き締めていきます。