四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

半年ぶりに「くどうひでお議会レポート」発行。ごみ処理新施設問題を特集。

2021-01-06 20:20:40 | 日記

●半年ぶりに、議会レポートを発行しました。コロナ感染症が広がり、ポスティングを控えるなどで、レポートの発行もできなくなっていました。たくさんの人から「どうしたの」というお声をいただいていました。年も代わり、心機一転、市政の状況についてレポートします。ホームページが読みやすく編集していますので「をクリックしてください。

https://www.kudohideo.jp/gikaireport-2021newyearspecial/

●2面の特集は、12月議会での一般質問「新ごみ処理施設整備の戦略について」質し、そのことを踏まえてレポートしました。まず行政経営会議です。市政の意思決定機関ですが、ごみ処理施設の広域化の議論は、数字等の比較や脱炭素問題、広域の方法について複数のプランを示すことなく、市長の提案を追認している。議論は淡泊で、出来レースのような印象でした。全会一致ということですが、対案などの異論もなく決めています。

●ものの書によると、経営学者のドラッカー氏やユダヤ商法のユダヤ人は、「全会一致は否決」(採用しない)そうです。ドラッカーは、全員一致になるのは「誰かから脅されているとき」か、「真剣に考えていないとき」だけだから、「全員一致の意見は採用すべきでは無いと主張しているのです。そして、「全員一致」には別の弱点があります。それは、「一つの意見しかなければ代替案(予備・保険)が無い」ということです。全員一致の案を実行しても100%成功するわけではありません。むしろ1)や2)の環境下で決まった案であれば、失敗する可能性が高いはずです。その時に、全員一致の案しかなければ万事休す。次の展開ができません。それに対して、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論をすれば、どのような失敗をするのかの見通しも立ちますし、失敗したときの対案も自動的に準備されることになります。

●ユダヤ人は、「全員一致の審判は無効」というものです。日本だと全員一致だったらそれ以上議論せずに次に進むじゃないですか。ユダヤではそうしない。なぜなら、その決定が正しいなら反対者がいるはずで、全員一致は偏見か興奮の結果、または外部からの圧力以外にはありえないから、その決定は無効だと考えるのです。人間には真の義すなわち絶対的無謬はありえないと言うことであろう。したがって、全員一致して正しいとする事は、全員が一致して誤っているということになるはずで、たとえわずかでも異論を唱えるものがあるなら、その異論との対比の上で、比較的、絶対的正義に近いこと(すなわち無謬に近いこと)が証明されるわけで、したがって少数の異論もある多数者の意見は比較的正しいと信じて良い、と言うことなのである。(参考:日本人とユダヤ人)

●行政経営会議録を読む限り、私はこのことが気がかりでした。議会決議で、白紙になった検証とあらゆるプランを比較検討すること。を求めました。

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