●昨日議会に報告された「鴻巣行田北本の3市が進めるゴミ処理施設建設の「協議白紙解消(基本合意書撤回)」について、今朝の新聞各紙は伝えています。東京新聞埼玉中央版はトップで伝えています。
●昨日ブログに載せた内容ですが、三宮幸雄北本市長が「あらゆる可能性含め検討していく」とコメントを出しています。どういう意味なのか?611億円規模の事業費の鴻巣市安養寺を含めて検討するということなのでしょうか。鴻巣市長が議会への答弁で「協議は白紙になったが、安養寺(ごみ処理施設建設地)には北本市長は了とした。鴻巣市の田畑は、どのような場所であっても同じような地盤である」と言ったと鴻巣市の議員から電話を受けています。北本市議会の全員協議会では「鴻巣市とは(広域連携)付き合いがある。関係深いので安養寺を了とする」と発言したが、その後白紙となったので今後は桶川市でも、北本市でもいいところがあれば進めたいとも発言しました。どっちなんでしょうか。鴻巣市長は議会の一般質問での答弁です。勘違いしていたとしたら発言の取り消しまたは訂正が必要になります。
●私は、今年の5月に資源組合議員となり、6月の臨時会で議長に推薦頂き、組合議会の改善に黒澤議運委員長と取り組み、委員会条例の制定や新施設建設特別委員会を設置して、議会としての役割を担う体制を整えました。組合は、行田新市長の提案をめぐり混迷していました。そのような中で10月28日議会に示された概算整備事業費が611億4千万円、多くの議員が金額の大きさに困惑気味でした。私もその一人です。市民が行田市小針のクリーンセンター隣接地(もともとごみ処理施設建設予定地)も検討し、安価で安定的な運営を目指す請願が出され、11月15日の議会で審議されたが不採択になりました。私は議長ですので、賛否の態度は明らかにしていませんでしたが、この請願を採択し特別委員会で執行部とともに建設事業費と建設場所の適正化を進めるチャンスと考えていましたで、請願不採択は極めて残念でした。これで次の展開(事業費611億円の圧縮)がますます不透明になり、策を探していました。
●白紙解消は想定の中にありました。石井行田市長は建設場所を持っていますから、いろいろな方式の検討が具体化するでしょう。それだけに簡単には妥協しないはずです。しかし、北本市は建設場所を持っていません。そのことが三宮市長のコメントが微妙に変わる要因でしょうか?。話は6年前に戻りますが、吉見町を建設地とする検討から行田市と鴻巣市が離脱し、石津市長がどうするかと考えていた時に、議会の代表者会議で鴻巣への勉強会参加を巡る議論がありました。私は、北本市内に候補地を探すこともあってはいいのではないか。例えば泌尿処理センターの隣接地はどうかと提案しましたが、地元系の議員は、反対が多いから難しいと議論を一蹴しました。建設場所(又は候補予定地)を持たない自治体は立場が弱く、協議の過程で不利な条件も飲まざるを得ないことが多くなる可能性があるので、ダミーでもいいからそういう機運を背景に勉強会に行くべきだと言いましたが、なかなか理解は得られませんでした。今その時のことを思い出しました。昨日先輩の方に相談し、これから調査し、北本らしいごみ処理施設(方式等)を考えることになりました。間もなく組合議会も解散(北本市が離脱)になるでしょう。議長の職もなくなりフリーになりますから。