四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

指定管理料3年間で約10億円。市外へ流失はもったいない・・・

2014-06-11 19:58:56 | 日記

●議会は、議案調査も終わり、10日は本会議で議案質疑と一部議案の討論採決が行われました。私は、児童館と子ども図書館の指定管理者として議案になった「シダックス」を中心とした共同企業体に反対しました。私は指定管理者の条例に賛成していますから、基本的に指定管理者に委託することは了解です。しかし、質疑の中で、申請した4社の実績報告について、現場・現地での活動の確認や利用者の評価など、客観的な評価基準を持って調査したか質疑しました。電話調査したようですが、児童館・子ども図書館の運営は本市にとって初めての事業ですからもっと慎重であるべきです。民間企業なら、長期で大型契約する場合、専門の調査機関を使ってでも綿密に調査するのは当たり前のことでしょう。

●私は指定管理事業について、基本的に「新しい公共」としてコミュニティビジネスの可能性を考えています。制度ができて10年過ぎています。いろいろな事例も増えていますから、改善の方法はあるでしょう。私は、将来的に若い人の継続的な雇用の場として創設したい。いま、貧困やニートを生み出しています。特に若者がその中で苦しんでいます。来年度から、「生活困窮者自立支援法」が施行され、働く意欲や働けるひとに、その機会をつくり自立に向けて支援する制度がスタートします。また、本市は人口が減しつつあります。若者に働く機会の場を作り、地域を支えていく人を増やすことは、非常に重要だと考えています。指定管理事業は、ただ単に民間の事業所に委託するだけでなく、公共サービスを市民と一緒につくり、提供することで、新しい公共としてノウハウを蓄積させていくことは、中長期的に見れば持続的なまちにとって意味のあるものだと考えています。税が市外流出しくことを、指をくわえて見ているだけでは口惜しいですね。今議会に提案された、児童館、子ども図書館、中央公民館、図書館などで、3年間で約10億円が市外に本社のある企業に流れてしまいます。もったいない。経済基盤の脆弱な北本市にとっては、税を市内で循環させることは大切なんですが…。最も市の担当者には、ゆとりをもって柔軟な発想で仕事できる環境ないからな…

●今朝、メールいただきました。「工藤さんに惚れちゃいました」という題名です。内容は、「工藤さんの理路整然とした質疑、厳しい実績の確認・チェック等感動した!」という、 指定管理者の議案での私の対応を褒めてくれたものです。おだてに乗って、残り一年!がんばります。

コメント
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