ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

机の前で知恵を出そうとしているだけでは本当の知恵は出てこない。

2015年06月12日 | Weblog
机の前で知恵を出そうとしているだけでは本当の知恵は出てこない。

『グッとくる「はげまし」言葉』斉藤孝著より。

松下幸之助は「知恵があっても、まず汗を出しなさい。・・・」と語っている。それはある会社の社長が、「知恵のある者は知恵を出せ、無き者は汗を出せ、・・・」と話していたのを幸之助が聞いて、「あかん、つぶれるな」と言ったそうだ。実際その会社は数年後に本当につぶれてしまったのだ。

大事なことは、まず汗を流して実体験を積めということだった。水泳を例にとればわかりやすい。いくら達人の先生から講義を受けても、すぐには泳げない。まずは、実際に水に浸かって水を飲んで苦しむ必要があったのだ。

やはり、現場主義ということを考えると、同じ創業者の本田宗一郎とも似ているような気もする。新しいものを作り上げるには、単なる理屈だけではどうにもならないものがあるのだろう。

また頭でわかることと腹でわかることは別と言う表現もあった。腹でわかるとは、汗を流して経験を積み、事柄の細部までわかることだった。それには地道な創意工夫が大事だとも言えそうだ。