「無趣味のすすめ」村上龍著より。
これは「夢と目標」と題して書かれている部分にあったフレーズで、その夢は「常に大っぴらに、屈託なく楽しそうに語られる。だが目標はそうではない。」という言葉に続いているものだった。
「人間は目標をもったとき、脳は活性化するらしい」ともあったが、その目標も人から与えられたものではなく、自ら設定したものでなければならなかった。
自らすすんでやることなら、疲労があろうともそれは克服しやすいものとなる。むしろ強制された場合は、疲労感も倍増してしまうものだ。
筆者は、夢は語られても目標は達成されるべきものだと考えているようだ。しかもそのため(現実を伴う)目標を持つのは憂うつなことだともつぶやいている。