ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

過去にばかり想いを馳せる人は、心身ともに老けていく。

2011年06月16日 | Weblog

「老いる覚悟」森村誠一著より。

確かに過ぎ去った過去を思い出しても、新しい経験は得られない。むしろそうしている間に老化のスピードは増していくのだろう。若さを保とうと思えば、新しい経験をすることのほうが大事だった。

森村氏は、「老いても未知の狩人ー“無限の可能性の狩人”でありたい」、と述べている。これが森村氏の覚悟なのだ。自分から新しい経験を求めることによって、無限の可能性があるということのようだ。自分の可能性に対して狩りをするというのは、実に面白い表現でもあるな。

ここで、一つ面白いエピソードがあった。かなり前に活躍していた、名古屋の百歳の双子姉妹、きんさんぎんさんのことだった。あるとき、二人がマスコミに取り上げられてから、急に若返ったという。

それは可能性に気がついたからだったようだ。二人のユーモラスな会話や元気だった姿が思いだされる。たとえ体力は衰えても、可能性を求めている限りは、、心までは老けこまないということだった。

現在99歳で今年の秋に100歳になる日野原重明先生は、実に知的なエッセイを毎週朝日新聞の土曜版に書き続けている。文面からはまったく年齢を感じさせない。まだまだスケジュールは詰まっているようだ。驚くばかり!