ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい」

2009年07月05日 | Weblog
「質問力」齋藤孝著より。

上記は一つのすぐれた質問の例としてあげられていた。これは詩人の『谷川俊太郎の33の質問』という本からのものだった。谷川氏は、それぞれの世界で一流と言われる人たちに33のバリエーションで質問をぶつけている。

その中でも、筆者が素晴らしいと感心していた質問が上記のものだった。多くの人は、こんなことは今までほとんど考えたことがなかったかもしれない。この具体的な質問は人にいろいろなことを想像させる。

この質問がすぐれているのは、その人のことについてわかるからだった。つまり何に今までエネルギーを注いできたかもわかってしまう。

齋藤氏自身は次のようなことが頭のなかをめぐっていたという。テニスを長くやってきたので、テニスラケット?また読書を中心に日本語の練習をしてきたから日本語?三色ボールペンも自信を持って扱える。などと具体的に考えざるをえなかったようだ。

で、自分はどうだろうかと振り返ってみる。いい加減な仕事しかできなから、仕事をサボることだろうか。(それは道具ではなかったか。)また、手作り一筆箋は約20年前から作ってきたから、用紙を切るためのカッターだろうか。

すぐれた質問を並べられるのは、それだけの実力がある証拠だろう。筆者は、谷川さんは「質問力」のプロフェッショナルだという。それは対談した時に、どんな球を投げても取ってくれるし、打ち返してくれたからだった。当然ながらコミュニケーションの達人だとも言えそうだな。