ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「みんなと同じ」を求めるパーソナリティーが巨大ヒットを生んでいる。

2009年06月25日 | Weblog
「モノが売れない時代のバカ売れ心理学」和田秀樹著より。

もともとこの人は精神科医という肩書がある。と同時にたくさんの本を書く作家でもある。そんな人がモノを売るというマーケティングの世界をどう見ているのだろうか、というのも興味深かった。

といっても、売るためではなく、ヒットするものはどんな人が買うのかというような心理学的アプローチ分析という方が正確だったかもしれない。

ある歌がヒットしたからと言って、すべての世代から支持されているわけでもない。むしろ若者によってメガヒットが生まれていると考えた方がよさそうだ。

曲が発表される前に百万枚もの予約が入るのはちょっと異常にさえ思える。それはメロディーや歌詞にヒットの原因が隠れているわけでなかった。つまり、その歌手の曲なら始めから「買う」と決めていたのだ。熱狂的なファンのもつパーソナリティこそがヒットの要因だったのだ。

同様なことが先日発売された村上春樹の「1Q84」でも起こっていた。まだ発売前に数十万部の予約が入り、2週間で百万部を突破していた。これほどのハイスピードでのミリオンセラーは稀だろう。

マスコミで取り上げられる村上氏の知名度、期待度はすごいものがある。それも早く読んでみたいという熱狂的な読者がいたからこそだろう。

またそんなニュース自体が売れ行きに拍車をかけているに違いないな。「みんなと同じ」・・・いいのか悪いのか・・・。売れない時代にもしっかり大ヒットしているモノもあるものだなぁ~~