素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「ラジオ英語講座、あんこ、野球、ジャズ、時代劇」の思い出➁

2022年03月03日 | 日記
 「ラジオ英語講座」「あんこ」の次は時代劇について。生まれてこの方70余年、知らぬ間に体に染みついていると言っても良いぐらいたくさんの時代劇を見てきた。その中で、今パッと頭の中に懐かしく浮かぶのは6つの作品。

 その1、嵐寛寿郎、通称アラカンの「鞍馬天狗」。朝ドラでは五十嵐が「アラカンの50倍~」と見栄を張るシーンがあったが笑ってしまった。馬に乗って走っている姿が強く残っている。風呂敷を覆面にして天狗気分でチャンバラごっこをしていたのも懐かしい思い出。

 その2,大川橋蔵の「銭形平次」。とにかく投げ銭がかっこよくて、「御用だ 御用だ」と追いかけっこ兼鬼ごっこのような遊びに興じ、投げ銭の代わりに家にあった白の碁石を町のあちこちに投げてしまい、こっぴどく叱られた。

 その3,大瀬康一の「隠密剣士」。テレビ時代劇の草分けかな。主題歌の記憶が強い。大瀬康一演じる主人公の名前は忘れているのに、牧冬吉が演じた「霧のとんべえ」は覚えているから不思議だ。
江戸の隠密渡り鳥(ボニー・ジャックス)テレビドラマ隠密剣士主題歌~ZENZI


 その4,市川雷蔵の「眠狂四郎」。高校時代だったのでニヒルさに惹かれたかな。円月殺法は斬新に感じた。家にあった柴田錬三郎の原作も読みふけった。大人の色気にドキドキしたものだ。田村正和の眠狂四郎はイメージに合わない。やっぱり雷蔵だ。

 その5,中村敦夫の「木枯し紋次郎」。大学時代だった。「上州は新田郡三日月村の生まれ~」で始まる芥川隆行のナレーション、上條恒彦の主題歌「だれかが風の中で」、長い妻楊枝に「あっしにゃかかわりのねぇことでござんす」という決めセリフ、型通りでないリアリティある殺陣など今までの時代劇のイメージがひっくり返った作品だった。大学紛争の余燼が残る時代にもマッチしていた。

 その6,中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」。繰り返し再放送されているが飽きることなく見続けてきた。ほぼ中毒である。


 

 
コメント
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