木瓜は中国原産だが、平安時代の初期には渡来していたというから長く愛されてきた植物である。よく見かけるのは鮮やかな紅色(緋色)のものであるが、偶然、紅と白の混じっている更紗木瓜(さらさぼけ)を見つけた。
ウメが「春告草(はるつげぐさ)」という別名なら木瓜は「放春花(ほうしゅんか)」。
木瓜の学名は「カエノメレス スぺシオーサ」で「スぺシオーサ」はギリシャ語で「美しい」とか「はなやかな」を意味する。属名の「カエノメレス」は「裂けたりんご」や「口を開けたりんご」を意味する。球形または楕円状の形をした果実がりんごのように見えるから、日本ではりんごではなく瓜(うり)に似ているとなったのだろう。「もっけ」や「もけ」と呼ばれていたのが訛って「ボケ」となったという。認知機能の衰えを表す"ボケ”とは関係ない。
ウメが「春告草(はるつげぐさ)」という別名なら木瓜は「放春花(ほうしゅんか)」。
木瓜の学名は「カエノメレス スぺシオーサ」で「スぺシオーサ」はギリシャ語で「美しい」とか「はなやかな」を意味する。属名の「カエノメレス」は「裂けたりんご」や「口を開けたりんご」を意味する。球形または楕円状の形をした果実がりんごのように見えるから、日本ではりんごではなく瓜(うり)に似ているとなったのだろう。「もっけ」や「もけ」と呼ばれていたのが訛って「ボケ」となったという。認知機能の衰えを表す"ボケ”とは関係ない。