素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

久しぶりに表参道から星田妙見宮へ

2021年03月12日 | 日記
 星田妙見宮は毎年初詣で行くのだが、我が家からだと裏参道を使う方が便利なので表参道は数年行っていない。駐車場が整備されたり、石碑が作られたりして様変わりしたとは聞いていたが、ぐるっと回ったり待ち受けている急な石階段が億劫でご無沙汰していた。

 今日はジムの休館日、15時頃には雨になるとの予報なので降る前に妙見河原の方から表参道を通り妙見宮にお参り(今年の初詣は星田神社で済ませた)をして裏参道から我が家に帰るという1時間コースをウォーキングすることにした。最近はランニング生活なので気分転換にちょうど良い。

 妙見河原は交野八景の一つ。あと10日ぐらいでソメイヨシノが咲き誇り賑やかになるだろう。今はひっそりとその時を待っている。平安時代から桜の名所として知られていた。掲示板にある藤原俊成、百人一首の世界を楽しんでいるせいか、すごく親近感を覚える。不思議なものだ。
  「またや見ん 交野の御野のさくら狩り 花の雪散る 春のあけぼの」(新古今和歌集 藤原俊成)
 200mほどで妙見宮の表参道に着く。鳥居や燈籠も真新しくなり予想以上に整備されていた。林の一部を切り拓いて駐車場にしていたのには驚いた。万葉集にある大伴家持の歌碑も建てられていた。
 織姫が 今しも彦星の迎え舟に乗って 天の川を渡って行くらしい (船出の水しぶきで)晴れわたっていた月夜に 雲が広がってきた。という内容

 80mほど木立に囲まれた参道を進むと急な石階段。結婚した時ここから歩いて7分ほどの所に新居を構えた。大晦日、年越し参りに行ってくると酒の勢いで下駄を履いていい気分で来たら、新年を待つ長蛇の列ができていた。こんな不便な場所に来る人は少ないだろうと高をくくっていたのだが、まさかであった。急でしかも狭い幅の石段に下駄で立ち続けるのは行であった。酔いもさめ来なけりゃ良かったと悔いた思い出がある。
 その中間点に一服できる場所がある。退職間もない頃、知人からもらった千社札をいたずら心で目立たない所に貼った。今回、これも無事かどうか確認したかった。
  10年余り密かに棲息しておりました。
《取扱注意》の文字はかなりぼやけてきていた。知人からは他にも《変幻自在》《不即不離》の漢字4文字の千社札も頂いた。

 千社札に元気をもらってラストスパート。本殿までの階段もまた急である。ご神体は巨石。
  ひと汗かきました。

 

  
 
コメント
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