素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

花散歩⑦ 傍示川の桜のトンネル出来上がる!

2021年03月29日 | 日記
ここ3週間は週末ごとに天気が崩れる。昨日も終日雨。特に夜は雨風が激しかった。でも春の雨は植物にとっては恵みの雨。一雨ごとに成長が進み、開花が促される。傍示川の桜の開花も一気に進み桜のトンネルとなった。
  傍示川は、星田の山々を流れる地獄谷、茄子石の谷、拂底(ぼって)の谷の三つの谷川が合流してできている。この地域は四千数百年前には人が住んでいたと言われていて竪穴式住居跡や土器、石の矢じりも発見されている。
 川の近くには「星田旭縄文時代住居遺跡」の石碑が建立されている。40数年前結婚して新居を探していた時、たまたまこの石碑を見た。「縄文人が選んだ場所だから災害の少ない安全な所だろう」と考えこの辺りに住むことに決めた。そのころはこのような桜並木は一切なくニセアカシアや竹がはびこり、近くを歩くことも出来ない状態だった。そこで定年退職をした人たちが中心になって「傍示川を美しくする会」を立ち上げ流域の木や竹を切り、雑草を刈り込み整備を進めた。一人1本桜の苗木を寄贈するという形で植樹をしていった。
 それらの活動が認められ大阪府からアドプト・リバーに平成20年に認定された。大阪府のホームページには《アドプト・リバー・プログラムの概要と目的》はこう書かれている。

 大阪府では、府民の皆さんとともに、地域に愛され大切にされる川づくりをめざしています。そこで、自発的な地域活動を河川の美化につなげる「アドプト・リバー・プログラム」を、平成13年7月から、地元市の協力のもとでスタートしました。
 府民の思い、府民のニーズから美しい河川整備・管理へ
「アドプト・リバー・プログラム」の「アドプト」とは、「養子にする」という意味です。
このプログラムは、地域の団体等に河川の一定区間の美化活動を継続的に行っていただくもので、河川管理者(各土木事務所など)、参加される団体、及び地元市町村の三者で、参加団体の美化活動の内容や、河川管理者・市町村の協力・分担内容などを定めて協定を結ぶものです。

十数年経ち、桜は立派に成長して大人になった。続いて植えられた河津桜は若木に、そして桃の木が今植樹されている。あと数年すれば大きくなってみんなをさらに楽しませてくれるだろう。
 目標まであと5kmとなったランニング、今日は黄砂がひどいのでやめておくことにした。ジムが今日、明日と休館なので室内に逃げることができないので外しか選択肢が無い。
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