淡路島から四国に入り徳島・高知・愛媛・香川とまわり瀬戸大橋を渡って、山陽道を西に向かった。今日現在で、8955kmの14%にあたる1224km歩いた勘定になる。九州の小倉から中津に向かっている途中。始めてから107日、1日平均11km余り、まずまずのペースかな。
朝8時を過ぎるとにぎやかなのは選挙カー。11日投票の市議選のものである。今回は15人定数(前回は17人で2名定数減)のところに20名が立候補しているので厳しい選挙戦といえる。先日S候補の立会演説会に行って来たが、現在の交野市の規模でいえば30名まで議員を持つことができるという。財政問題などで議員定数の削減というのが大筋の方向だが、一方“民意”の反映という側面から考えると一定の数が必要という話もある。そのへんのバランスがむずかしい。
今の風潮として、“数は力なり”というのがある。選挙で勝ったことで、自分の思いがすべて選挙民から支持されたと短絡的に結びつける政治家が目についてきた。そうなると今の小選挙区の選挙制度は欠陥がある。この制度の導入の根底には少数党を排除し、二大政党にしていくという思わくが存在した。
1996年から実施されてきた小選挙区比例代表併用による選挙制度による政治の世界の実態は、政権をとった与党は内部にさまざまな意見を持ちまとまりきれない。政権を奪われ野党になると権力という“うまみ”がないため分裂して小党乱立になっている。もし、次回の衆議院選で民主党が負ければ党が分裂する可能性は大である。今でも選挙となると7人(?)もの党首がテレビに登場してどこが違うのか見えにくい状況である。2桁の党となれば“船頭多くして”という状況に拍車がかかる。
15年の実験の結果今の制度は良くない方向に動いていることは確かであるから、このさい中選挙区にもどしたらどうだろう。1票の格差も是正しなければいけないし、政党助成金と献金の問題ももっとクリアにしないといけないだろう。
選挙の結果だけではなく、選挙制度そのものを見ることも大切ではないか。
朝8時を過ぎるとにぎやかなのは選挙カー。11日投票の市議選のものである。今回は15人定数(前回は17人で2名定数減)のところに20名が立候補しているので厳しい選挙戦といえる。先日S候補の立会演説会に行って来たが、現在の交野市の規模でいえば30名まで議員を持つことができるという。財政問題などで議員定数の削減というのが大筋の方向だが、一方“民意”の反映という側面から考えると一定の数が必要という話もある。そのへんのバランスがむずかしい。
今の風潮として、“数は力なり”というのがある。選挙で勝ったことで、自分の思いがすべて選挙民から支持されたと短絡的に結びつける政治家が目についてきた。そうなると今の小選挙区の選挙制度は欠陥がある。この制度の導入の根底には少数党を排除し、二大政党にしていくという思わくが存在した。
1996年から実施されてきた小選挙区比例代表併用による選挙制度による政治の世界の実態は、政権をとった与党は内部にさまざまな意見を持ちまとまりきれない。政権を奪われ野党になると権力という“うまみ”がないため分裂して小党乱立になっている。もし、次回の衆議院選で民主党が負ければ党が分裂する可能性は大である。今でも選挙となると7人(?)もの党首がテレビに登場してどこが違うのか見えにくい状況である。2桁の党となれば“船頭多くして”という状況に拍車がかかる。
15年の実験の結果今の制度は良くない方向に動いていることは確かであるから、このさい中選挙区にもどしたらどうだろう。1票の格差も是正しなければいけないし、政党助成金と献金の問題ももっとクリアにしないといけないだろう。
選挙の結果だけではなく、選挙制度そのものを見ることも大切ではないか。