次の書は「太田道灌兵書」(成立・年第共に不明)、上下2巻。道
灌が記した兵法書の形を採っているが、形態と内容から江戸時代以
降の成立と考えられる。
内容は、将として軍を統率する方法や築城法などが記されており、
甲州流軍学をはじめとする江戸時代の軍学の興隆や、道灌が江戸城
を築城して和漢の兵法書に通じていたとされる智将の後世の評価と
考えられる。
そのためこの書は、後世の人たちが文武に通じた道灌像を形成し
ていたものを示す資料と思われる。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
灌が記した兵法書の形を採っているが、形態と内容から江戸時代以
降の成立と考えられる。
内容は、将として軍を統率する方法や築城法などが記されており、
甲州流軍学をはじめとする江戸時代の軍学の興隆や、道灌が江戸城
を築城して和漢の兵法書に通じていたとされる智将の後世の評価と
考えられる。
そのためこの書は、後世の人たちが文武に通じた道灌像を形成し
ていたものを示す資料と思われる。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)