塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 漂流ものがたり 環海異聞_4

2017-04-18 05:43:27 | ミュージアム巡り_2017
 享和3年(1803)7月、レザノフを特命全権使節とする軍艦2艘が
津太夫ら4名を乗せて帰国の途につく。

 デンマークのコペンハーゲンに寄港、9月下旬にイギリスのファ
ルマスへ。軍艦は南下を続けカナリア諸島のサンタ・クルスに寄港
した後、大西洋を横断してブラジルへ。
 11月26日、赤道を通過し12月21日、ブラジル・サンタ・カタリ
ナ島に到着。ここで軍艦の修理のため年越しとなる。翌年2月4日
に出航し、南米を南下して太平洋へ。
 6月7日ハワイへ到着、7月15日カムチャッカ半島へ入港。そし
て10月9日長崎に到着。実に11年ぶりの帰国となった。

 長崎に入港したナジェシダ号を取り囲む大名船の図。また、船
長のナザレフや兵隊の絵も。

国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
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