塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 漂流ものがたり 環海異聞_3

2017-04-17 05:44:00 | ミュージアム巡り_2017
 「環海異聞」が続く。
 享和3年(1803)3月、津太夫らに突然、役所から呼び出しがか
かり、首都ペテルブルグに上京するよう命じられる。通訳の新蔵
以下13名は馬車で首都を目指す。
 連日数百キロ走る馬車旅に病気にかかり、10名がモスクワで数
日休息を取り、同年4月末にペテルブルグへ到着。
 到着後、一行は商務大臣ルミャーンツェフの屋敷で破格の待遇
を受ける。そして5月17日、津太夫らは首都ペテルブルグで皇帝ア
レクサンドル一世に拝謁。その際、皇帝から“爾等、本国へ帰り度
か”と言葉をかけられる。
 そこで、津太夫、儀兵衛、左兵、太十郎の4名は“偏ニ帰国仕度”
と帰国を希望する。また、茂次郎と巳之助の二人は“御当国に留り
申候”と答えてロシアへ留まることを希望する。

 アレクサンドル一世夫妻の絵が展示されていた。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
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