塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 大江戸の華 四神旗

2021-09-17 05:47:01 |  ミュージアム巡り_2021
 次の展示作品は、4つの神像を祀る信仰から生まれた「四神旗」。
四神を巡る信仰は古代中国で生まれ、日本にも早くから伝来してお
り、7世紀末から8世紀初頭に造られた奈良のキトラ古墳の極彩色
壁画には、天の四方を司る四神(朱雀、元亀、白虎、青龍)が描かれ
ている。

 江戸時代にも四神信仰は生きており、四神鉾や四神旗が神社の例
祭にも登城している。たとえば江戸新川にあった酒問屋・鹿嶋本店
の屋敷神として祀られた富成稲荷神社に四神鉾を寄進した者は、朱
雀・元亀が鹿嶋屋東店町屋敷の管理人家守。また、白虎・青龍を寄進
したのが東店分家等の町屋敷家守たちであった。

 四神旗も同様の仕組みで、四神像、竿、稲荷の神紋入旗、井桁な
どからなっており、これらを組み上げて剣鉾と共に飾られた。寄贈
日は初午の日。
EDO-TM(墨田区横綱1-4-1)
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