塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 平家物語 源平盛衰記

2018-11-16 05:40:47 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、平家物語の異本の中で最も多い全48巻の「源平盛衰記」
で、源氏にまつわる豊富な記事や中国の故事などの逸話が収められ
ている。江戸時代までは史書としての扱いを受け重要視されていた。
 展示頁の内容は、高倉天皇の中宮である徳子(清盛の娘で、後の
建礼門院)が懐妊。二位殿(清盛の妻・時子)が一条戻り橋で橋占(占い
師)をさせると、12人の童子が表れ皇子誕生を予言する。
 物語はこの12人の童子の正体を、かつて陰陽師の安倍晴明が使役
していた十二神将だと述べている。生まれた皇子(後の安徳天皇)は
即位し、平家一門は天皇の外戚として権力を握っていく。
 展示書は、寛文5年(1665)版の覆刻で、延宝8年(1680)に絵入り
で出版されたもの。全48冊、昌平坂学問所旧蔵。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
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