株式会社パワーランド

情報はしっかり確認することです

今、建設業や不動産業に従事している会社は厳しい経営局面を迎えていると聞きます。まず、原材料や経費が高騰しているので建設コストが上がっているといいます。また、建築確認事務がすっかり滞っており、申請から確認済までに時間がかかっているともいいます。そして、マンションでも高額なもの（6000万円以上とか）・立地が悪いもの（郊外と徒歩10分を超えるもの）・企画が悪いもの（デザインや仕様に個性が無いもの）は全く売れていないともいいます。特に、高額なものはほぼ全滅状態とか　

そんな環境の中ではちょっとした噂が憶測を呼び、「へーっ、あの会社が不渡りを出した」とか「危ないらしいよ」とかの情報が飛び交います。それに輪をかけて、日刊誌や週刊誌や経済雑誌が面白おかしく書き立てて、売文業に精を出します。この様はバブル崩壊の「失われた10年」のハシリによく似ています。

こんな時代は、情報を出す側も情報を受け取る側も「冷静になること」が大事です。これはバブル崩壊の学習効果です。噂が立った会社をもう一度良く調べてみる必要があります。すると、同名の会社が沢山あることに気付き、その内の一つが倒産した煽りを同名の他社が食っていることが分かります。特に社名に人名をかぶせている会社、例えば渡辺とか斉藤とか山田とかを冠した会社にこんなケースが多いです。
ただ、この業界では、株価が二桁の会社がまたぞろ増えてきていますから、中身は相当深刻だと思います。歴史は繰り返されています