今朝書斎の窓を開け何気なく外を見たら、バラのつぼみが大きくなっていることに気付き、撮りました。去る4月17日に投稿した「バラのトゲ」のブログの上部に当たる部分の画像となります。
今日は子供の日ですが、このコロナ禍では孫もやって来ないし、こちらから会いに行くことも不可なので、心の状態としてはただ単に「休みなのだ」という意識だけで、GWの感覚も働きません。しかも休み疲れで、仕事のことは気になりますが、今すぐやらねばとは思いながらも、身体がイマイチ反応しません。
読んでいた川端康成の文庫本を読み終わり、もう一月位にもなりますが、まだ書斎のデスクにあったのでもう一度手に取り、パラパラめくっていたら彼の年譜に目が留まりました。今頃気付くなんて馬鹿かと思われるかもしれませんが、これまで気付かなかった彼の生い立ちを考えると、胸が痛みました。
1900年の生後一歳の時に父を亡くし、二歳で母を亡くし、その後祖父母に育てられ、七歳で祖母を亡くし、一五歳で祖父を亡くし、その後は暫く叔父の家で暮らし、一六歳で当時の中学校(今の高校)の寄宿舎に入り、寄宿舎暮らしの中で学業の傍ら文筆に親しんだとのこと。
多感な青少年時代を、日露戦争勝利や第一次世界大戦勝利などで沸き立つ戦争一辺倒の日本社会の中で、時の政権にどんな目を持ちながら過ごしたのか、TVも携帯もスマホも無い時代。もう少し細かく彼の文学を視て見たいという関心を持ちました。
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