昨2日火曜日、早稲田大学大隈記念講堂で催された西原春夫第12代早大総長のお別れの会に招待されたので、OBの一人として参加して来ました。
元総長と言うより私にとっては学生時代の刑法の教授という方が近しい感じがします。刑法を徹底的に勉強したのは、斉藤金作教授と後に続く西原春夫教授のお陰だと思います。
教授らが説く共謀共同正犯概念は昭和42・3年頃は、今になって思えば、刑法学会で盛んに議論されて来た考え方だったのですね。司法試験受験希望者達は当時は有斐閣の団藤重光教授の刑法を勉強していたように思います。
このお別れの会は、77歳の私には昔を懐かしむ会にも思えました。大隈記念講堂の外では、大勢の学生達が何食わぬ平和な顔をしてキャンパス内外を行き交い午後のひと時を楽しんでいました。西原先生のご冥福をお祈り申し上げます(合掌)。