一昨年（２０１３年７月）直木賞を受賞した作品で、集英社文庫となっている桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」、知人から薦められたので読んでみました
読後感はhttp://bookmeter.com/b/4087714926 とそう変わりません。
感想は、読者自身の年齢や経験によって異なるものだと思っています。同じ書籍を同じ人が２０代で読んで述べる感想と３０代・５０代・７０代で読んで述べる感想が同じとは思えません。
一度活字にされた文は変化しませんが、読者は年齢や経験とともに変化しますから、その辺を意識しながら読み進むと、高齢でも「ワクワク感」が味わえます。同じ現象でも、ことばひとつで躍動感が異なります。桜木さんはことばの使い方が上手だなあ
と思いながら読みました
どんな本でも、若い頃は、本の中の一人の人物になりきれたのですが、今は客観的に眺める自分が居ることに気付きながら読みます
