昨日、入院中の知人を見舞って来ました もともとどこも痛くはないし山登りに熱中していた状態で、そもそもなぜ入院とか手術とか大袈裟な事態になってしまったのか、具(つぶさ)に尋ねました。その結果、現代医学の恩恵をはっきり知ることができました彼は、もう大丈夫
やはり定期的な健康診断はとても大事です。彼の場合、血液検査で、ある数値の異常が見つかり、「様子見」ということで一度はパスして、次の三ヶ月後の定期検査で、やはり異常値が解消されていないことが判明・・・ここがお医者さんの優劣の差があるところで・・・彼のかかりつけのお医者さんは、この異常値は肝臓に原因があると判断されたそうです。そこで検査入院となるのですが、エコーやPETを使っても、原因が特定できず もともと元気なのだから、退院させるか、お腹を開いて肝臓を調べるか・・・お医者さんは原因不明のままでは退院させられないとの判断で、お腹を開くことに
そして見つかったのが・・・ピンポン玉くらいの大きさの腫瘍と胆管内の数個の初期的な塊りということで・・・立派な癌 当初、お腹を開くときは2・3時間の予定の手術だったそうですが、実際は7時間の大手術となったとのこと。この病院は、大学付属の病院です。大学付属病院は、人体実験されるという噂がもっぱらですが、どうせいつかは死ぬ命、と考え自ら実験台になってやるという位の気持ちがあれば・・・助かっちゃうのですね
命に執着しないところが彼の立派なところ 医者も人間ですから失敗はつきもので、いちいち責任責任と言われていたら、できることでもやらなくなります。任せるなら命までも任せるという彼の生き様が、彼の命を救ったとも言えます。この生き様、日々の仕事にも相通じるものがあります