木偶房 日日録

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藤原道長の日常生活 読す

2014年07月18日 | 読後記
藤原道長の日常生活        倉元一宏著  講談社刊

この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたる事も無しと思えば

道長がこの世を「我が世」と認識したのは、政権を取った時点でも、
外孫が生まれた時点でもなく、長女の生んだ外孫に三女が入内して
立后した時点であるという指摘は重要です。
これで永久政権が視野に入ってきたのです。

紀元1000年は平安時代の絶頂期で、
時代を代表する人が一斉に出揃っています。
一条天皇(980年~1011年)
藤原道長(966年~1028年)
清少納言(966年~1025年)
紫式部 (970年~1031年)
安倍晴明(921年~1005年)
次に出揃うのは紀元1600年頃でしょうか?
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