木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

源氏物語 真木柱 梅枝 藤裏葉 読す

2016年04月19日 | 読後記
真木柱
玉鬘問題が突然決着します。
弁のおもとの手引きで鬚黒の大将に犯されてしまいます。
玉鬘には自由意志というものがカケラもありません。
和泉式部のように意思のある女性は好きですが、
玉鬘のようにまったく意思の無い女性は苦手です。
どんなかたちにしろ玉鬘の物語が終わってめでたしです。
梅枝
明石の姫君の入内が決まります。
十一歳で嫁にいきます。
藤裏葉
夕霧と雲居の雁の姫君との七年越しの恋がついに決着します。
内大臣邸の藤の花見の宴での歌のやり取りは実にいいです。
源氏三十九歳、紫の上三十一歳で人生の絶頂を迎えます。
源氏物語の第一部はここに完結しました。
ウルトラハッピーエンドです。
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