とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 38 Brenda Lee - I Left My Heart ❤ in San Francisco

2016-09-16 04:03:19 | 日記
Brenda Lee - I Left My Heart ❤ in San Francisco


「想い出のサンフランシスコ」。歌っているのはブレンダリー。この世界的な歌手の生声をAは学生時代に小倉市民会館で聞くことができました。この映像も日本公演のときのものだと思われます。


『想い出のサンフランシスコ』(原題:I Left My Heart in San Francisco)は、1953年にニューヨーク市ブルックリンでジョージ・コウリーとダグラス・クロスによって書かれたポップス曲である。トニー・ベネットのトレードマークとなった歌として知られている。

この曲は、コロムビア・レコードから発売されたベネットのシングル曲『Once Upon A Time(昔々)』のB面に収録されたものだった。『想い出のサンフランシスコ』はビルボード・ホット100で19位まで上昇した。その後、同名のアルバムが発売された際に収録されている。この曲はサンフランシスコ市によって公式に認められている賛歌の一つである。

この歌は無数のアーティスト達に歌われてきた。フランク・シナトラ(1962年)、ジュリー・ロンドン(1963年)、ブレンダ・リー(1963年)、アニタ・ブライアント(1963年)、ジャン&ディーン(1963年)、テレサ・ブリュワー(1964年)、ペギー・リー、イタリア人歌手のミーナやディーン・マーティンなどである。(Wikiより)

 Aはトニー・ベネットという歌手は知らなかったので、ブレンダ・リーのオリジナル曲だと思っていました。経緯はともあれ、ブレンダ・リーの曲は彼女独特のハスキーな声と黒人歌手のようなフィーリング、そして伸びやかなメロディーラインはAの心をひきつけました。友達のS君と並んで座って聞いていましたが、二人とも陶酔してしまい、コンサートが終わるまで一言も口を利きませんでした。演奏の奏者はすべて向こうから来た人たちでした。中にうっとりするような美男子がいて、Aはその顔もじっと見ていました。
 島根から小倉に来た甲斐があったと会場から出て最初に思いました。何だか島流しに遭ったような気分を拭い去ることが出来なかった私たちでしたが、こういう都会での経験がそういう感情を和らげてくれました。反面、苦しい家計をやりくりしてAを大学に入れてくれた両親にすまないような気もしていました。