今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

秋の山は双六岳から

2015年10月06日 | 「山」のひきだし
北アルプスへ行ってきました。
本当は夏山の予定だったのですが、お天気の都合で延び延びになり、ちょうど紅葉の季節となりました。

新穂高から双六岳、そこから西鎌尾根で槍ヶ岳へ、そして南岳から天狗原に寄り、上高地へ降りるという2泊3日の行程です。
3日間も歩き通せるだろうか、膝や股関節が痛くならないだろうか、いざ槍に取り付いて途中で怖くなって降りたいときはどうしたらいいの?いつもの頭痛はおきないだろうか・・・
不安材料はいっぱいありましたが、「やっぱり行ってみたい!」というその気持ちと乱丸さんの「山は待ってくれるけど、年齢はどんどん逃げていくんやで」と言う言葉に背中を押されて出かけることにしました。

新穂高温泉の駐車場で車中泊です。駐車状況は8割方といったところ。

新穂高センター、いよいよ出発です。



すっかり明るくなって、いいお天気。


ず~とず~と林道を歩き、笠新道の登山口に来ました。
かなりキツイ、といいながら行くんですか?


ほどなくわさび平小屋に着きました。
朝も早く人気はありません。小屋の横にはトマトやリンゴがちょっと寂しそうにプカプカ浮いていました。


いよいよ本格的な登山道の始まりです。







歓迎してくれるかのようなお花たち。


秩父沢出合。



ガラガラ石の登山道をひたすら登ります。長いです、お天気も良くて暑いです。
でも後ろを振り返ると、山並みと色付いた葉っぱが。


シシウドが原。鈴鹿から来られた単独の方と話をしながら休憩。


熊の踊り場で踊る人。
所々にこういうポイントがあって、長い道のりも飽きません。

あと5分というペイントがあったら、あと10分だと思って頑張ってください、とアドバイスをいただき

池に到着。槍だ!! 細かいさざ波があり逆さ槍は見ることができませんでした。


鏡平山荘。ここで軽い食事。神秘的な池と目の前の槍が岳、人気のスポットなんですね、たくさんの登山者で賑わっています。


色付く山肌。


槍に続く尾根、明日あそこを歩くんですか。険しいとかどうかというより、目の前の絶景に心奪われています。


弓も折れるという険しさ? 


延々と続く、まだまだ続く登り。




あ~~ 双六小屋が見えてきた~ その奥にはどんと鷲羽岳も見えます。


着いた~~。 遠かった、今夜のお宿 双六小屋。

小屋で宿泊の手続きをして、荷物を置いて身軽になってさあ!双六岳に行ってみましょう。
下手に休憩してしまうと、腰が上がりませんからすぐ出発です。

と気軽な気持ちで出かけたのはいいのですが・・・結構きついです。


どこが見えているのかな。


いつか行ってみたい方面。


まだか、まだかと、ガラガラ石の道を登り切ると


出ました~ この場所が写真でよく見るところですね。頂上はもうすぐ。


そして振り返ると・・・まるで楽園、天国のようです。


頂上です。360度の大展望・・・







脳みそがとろけそう・・・って誰かがおっしゃいました。

夕方になっても雲が出ることもなく、素晴らしいお天気に恵まれ幸先の良い一日を終えたのでした。
明日はお天気が崩れる予報ですが、この時点ではとても崩れるとは思えません。
明日もこのままお天気が続く事を祈りつつ、小屋に戻ります。


明日歩く道と樅沢岳。

小屋は8人部屋に4人で、ゆったり過ごすことができました。
同室になった方々は楽しい人たちで、いろいろ話は尽きないのですが前夜の睡眠不足と疲れで失礼して先に休ませていただきました。


平成27年9月30日(水)

新穂高センター(5:45)~わさび平小屋(6:55)~小池新道登山口(7:25)~シシウドが原(9:35)~鏡平山荘(10:40)~弓折乗越(12:10)~双六小屋(13:20)
双六小屋(14:20)~双六岳(15:28)~双六小屋(16:35)


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