今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

春の綿向

2013年04月23日 | 「山」のひきだし


七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだに無きぞかなしき (太田道灌)


ある日、同級の友達と食事をしていて、山の話になり「綿向山に行ってみたいわぁ」とひとりが言ったら「私も行く!」ともうひとりも言い出して、じゃあ行きましょう、ということになりました。

ふたりは、すっかり乗り気でその後、竜王のモンベルに出かけて、靴とレインまで買ってしまいました。



おそろいの靴。靴下もおそろいだそうです。


9時頃に駐車場に着くと、なんということ! 車がいっぱい。樹氷も終わったし、今頃何があるんでしょう??
やっと路肩にスペースを見つけて、何とか駐車。

ゆっくり、ゆっくり歩き始めましたが、3合目あたりでK美ちゃんがすごい汗、ちょっとしんどそうです。
今日はちょっと肌寒いくらいなのですが、小屋で休憩します。まあ頂上まで行けなくても、行けるところまででいいかな、とその時点で思いました。

でもその後、何とか回復、5合目で展望に歓声を上げ、ブナの自然林に癒され、歩くうちにもう7合目まで来ました。


冬道はしっかりバリケードされていました。

夏道を歩くのは、何十年ぶりかな?ぜんぜん記憶がありません。でもよく整備された快適なルートです。



ところどころで行列ができるほどの人。人。


8合目を過ぎたあたりで、下りてくる人が多くなってきました。その中に神主さんがおられました。
なんと今日は頂上の神社で祭礼があったそうです。立ち会うと御神酒が振る舞われたそうな・・・
それが目当てでこんなに大勢の人が・・・? 御神酒はいらないけど、立ち会いたかったな。
毎年あるので、4月20日の11時にまたお越し下さい、とおっしゃっていました。

さて最後の石段です。これは記憶にあります。120段だかのキツイ石段です。こんな狭かったかなぁ。



これを登ったら頂上だ~



石段の途中で振り返る。


一度はあきらめたというK美ちゃんも頂上に立って、感慨深げです。しかしすぐ寝ころんでしまいました。
いいよ休んでて、その間にうどん作るから・・・

幸福のブナの木に案内して、またそこでも展望を楽しみ、下り坂のお天気を気にしながら下山したのでした。

帰りもゆっくりゆっくり歩きましたが、ふたりとも足が痛くなってしまって、つらそうでしたが何とか無事帰ってきました。
登りは、たくさんの人と行き交いあたりをゆっくり見ている余裕がありませんでしたが、帰りはもう最後の方でのんびり歩いていると、結構お花を見つけました。

綿向にもこんなにお花があるんだ!!  早速ふたりに名前を教えてあげました。知ってる花で良かった。



雨乞でも見た、ハナネコノメ



チゴユリのつぼみ。



そして・・

カタクリ!!

その他は、カタバミや、山吹など。
これに懲りて「もういやだ!」って言われたらどうしようと思いましたが、また今度も行きたい、と言ってくれてホッとしました。靴やらレインやらすでにもう投資していますもんね。

さあ、次はどの山になりますやら。


平成25年4月20日(土)晴のち曇り
           綿向山
















コメント (2)
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