今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

64(ろくよん)とジェノサイド

2012年12月23日 | 「本」のひきだし

ブクログより


久しぶりの横山秀夫作品。なんと7年ぶりの新刊だそうで。何をしておられたんだろ?(よけいな詮索)

今回も警察小説だけど、事件が起きてその事件に向かって話が進むというのではなく、古い未解決の事件がキーワードとなり、そこに警察の内部事情がからんだり、主人公である、広報官のプライベートな問題がからんだり。

今回舞台となる部署は、広報室。報道の窓口であり、捜査状況流出の歯止め係?
初めのうちは、なんの事件も起こらず、広報とプレスとのやりとり、警察内部のごちゃごちゃした関係に、ちょっと飽きてページをめくる手が進まない。

進展は残り3分の1ほどになってから、はすごい急展開で、あれよあれよという間に話が進んで、「えっ??」というどんでん返しもあり、いつもの人情に訴えるところもあり、さすがに横山秀夫、ただでは終わらなかった・・・
前半の退屈な部分も、後々の伏線だったのね。

でも終わってみたら、あの問題はどうなったの?あれは?
読者の想像にお任せします。みたいなのはイヤだな。
それとも続編がでるのかしら・・・




ブクログより

もう一冊は巷で大評判だった「ジェノサイド」
本年度、図書館で一番順番待ちした本。なんですが、期間中に読めなくて、またまた順番待ちして手にして続きから読み始めましたがやっぱり進まないのです。
舞台はアメリカのどこかで、極秘の任務に当たるべく世界各地から集められた先鋭の傭兵たち、その任務を遂行するための過酷な訓練をこなす毎日。
もう一方は東京のどこか、研究者の父親を突然亡くした男子大学生が父の残した謎だらけの遺書によって指示通り、何かを作り出すために、奔走している。たぶんこの二つは将来繋がっていくと思われますが、最初は説明の部分が多いのは仕方がないと思うのですが、難しい専門用語がやたら出てくるし、そっちの分野は苦手とする私には苦痛以外の何ものでもありませんでした。
そういうわけでページが進まなくて、前のページを確認したり手間取る手間取る。
幾夜も枕にした揚げ句、中断させていただきました。

この「ジェノサイド」なんと2012年度「このミス」の一位だそうで、人の感想は当てにならない?というか、私の感性がずれているというか(多分後者でしょう)最終話がどう進んでいくのか、大変興味はありますが、多分もう読まないと思います。

一方、64(ろくよん)こちらは2013年度「このミス」一位だそうです。
うん?2013年てこれからじゃないの? まあどういう基準で選定しているのかわかりませんが、う~ん一位?そうかなぁ。
しかし久々に読書した~という感じはありましたね。


64(ろくよん) / 横山秀夫
★★★★☆

ジェノサイド / 高野和明
☆挫折☆


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