先日、ももいろクローバーの早見あかりちゃんが脱退するという事に関しての記事を書きましたが、その後も今回の件について色々と考えています。グループに与える影響。本人のこれから。そして、何故こうなったのか。
AKBが売り込みに力を入れ始めてきた時、これは女性アイドル界が活気づくかもしれないという期待をしていました。実際、AKBからこのジャンルに飛び込んできた高校生～大学生くらいの年代のファンが他のアイドル現場にも進出を始めている。AKBファンの全体数からしたら進出しているファンは１割に満たないのかもしれないけれど、とにかくモーニング娘。の現場には高校生くらいの男女が増えた。ベテランアイドルヲタの桃源郷みたいな場だったアイドリング!!!も個別握手を始めたあたりからメンバーと同年代の男の子が増え、少しずつ女の子ファンも現れ始めている。
いい事ではないかと多くの人は言うと思いますが、その背景には握手会などを通じてアイドルが身近な存在になってきているのが大きい。そもそもAKB自体が「クラスで上位の可愛い子ではない子を集めた」アイドルで、その子達が握手会などでファンと親密な対応の握手を行なう事がセールスポイントのひとつでした。そういうサービスを他のアイドルも意識し始めた結果、「AKB以外も面白いんじゃね？」と人が動き出す。
AKBが売れたのは大手事務所連合による組織的な宣伝戦略によるものが大きく、単独事務所のアイドルが真似をしても仕方がないのだけれど、一番売れているものが時代のスタンダードを作るのは商売の常識。追随する他のアイドル達も握手会に力を入れて、ファンに近いアイドルをアピールしていきます。
ハロプロでさえ握手は高速だけれど、シングルを出すと握手会やファンと触れ合うイベントを行なうのが定番になってしまいました。数年前はモーニング娘。は握手会をやっていなくて、メンバーと握手がしたければハワイツアーに行くしかなかったのですが。
でも果たして「握手会などを通じてファンに対して身近な存在である事」はアイドルの必須条件なのでしょうか？
ももクロの所属事務所であるスターダストプロモーションがやっている事は基本的にはAKB商法です。CD一枚からでも握手出来ますが、たくさん買えばもっと濃厚なサービスが受けられます。そういうやり方。
我々ヲタは握手会に喜んで参加している負い目があるから、なかなか「握手会の弊害」を冷静に批判出来ず、そこから目を背けがち。大の大人が資金力にものを言わせて対象商品を大量買いして、その目的が中高生の女の子と会話しながら握手をするという行為である事は、一応合法ではあるけれど人に言えない恥ずかしい事をしているという自覚は持つべきではないか？そう思っています。
そういう認識が当たり前になっていかないと握手会商法というものはますますエスカレートしていき、アイドル達は「CDを売る仕事のため」に存在しているかのようになってしまいます。
そもそも、握手をするための対象商品として同じCDを何枚も買わせるというやり方もおかしい。買う側が複数買いをする事を前提としているのなら、極力同じ物を買わなくて済むよう、違う物を用意するのがサービスだと思うのです。何もCDでなくてもいい。トレカでも、複数種類ある生写真セットでもいい。むしろそういう商品の方が事務所的には儲けが出るはず。ただ、レコード会社にも儲けを与えなくてはいけないから、そこはメンバーのメッセージCDを8cmCDとかでもいいから作り、それを複数種類用意して販売してもいい。
「歌を売りたい」のなら握手会に頼らないで、大手事務所で協力しあってアイドル音楽番組でも作って歌を知ってもらうなど「音楽の売り込み」をするべきです。
無理をしてまでCDを人気の実数以上に大量に売り、その売上を「これがウチの人気です」と言っているのが、AKB、ハロプロ、アイドリング!!!、ももいろクローバー、などなどほぼ全ての現在の女性アイドルの姿。そんな数字になんの意味があるのでしょうか？あるとすれば運営サイドの販売能力の高さ。必死なコアヲタの数。そんな数字に振り回せるマスコミや企業は、本気で振り回されているのでしょうか？振り回されているフリをしているのでしょうか？
CDの売上枚数が人気のバロメーターという時代は、握手会商法によって過去のものになりつつあります。世間はもはやシングルチャートなどというものに注目などしていない。そんな旧態化したデータシステムに振り回されて、文字通り作られた人気を作るためにアイドルが犠牲になっていく売り方は、そろそろ見直す時なのではないかとも思うのです。
勿論、これは特定のアイドルに対する批判ではなく、全体に対してです。そんな現在に生きるアイドルグループももいろクローバーから貴重な人材が抜けた事、それが残念でなりません。
その脱退理由は握手だけが原因でないかもしれないし、握手が原因ではないかもしれません。でも、自分には何だか早見あかりさんが現在のアイドル握手商法から脱落していった被害者に見えて仕方がないのです。
AKBが売り込みに力を入れ始めてきた時、これは女性アイドル界が活気づくかもしれないという期待をしていました。実際、AKBからこのジャンルに飛び込んできた高校生～大学生くらいの年代のファンが他のアイドル現場にも進出を始めている。AKBファンの全体数からしたら進出しているファンは１割に満たないのかもしれないけれど、とにかくモーニング娘。の現場には高校生くらいの男女が増えた。ベテランアイドルヲタの桃源郷みたいな場だったアイドリング!!!も個別握手を始めたあたりからメンバーと同年代の男の子が増え、少しずつ女の子ファンも現れ始めている。
いい事ではないかと多くの人は言うと思いますが、その背景には握手会などを通じてアイドルが身近な存在になってきているのが大きい。そもそもAKB自体が「クラスで上位の可愛い子ではない子を集めた」アイドルで、その子達が握手会などでファンと親密な対応の握手を行なう事がセールスポイントのひとつでした。そういうサービスを他のアイドルも意識し始めた結果、「AKB以外も面白いんじゃね？」と人が動き出す。
AKBが売れたのは大手事務所連合による組織的な宣伝戦略によるものが大きく、単独事務所のアイドルが真似をしても仕方がないのだけれど、一番売れているものが時代のスタンダードを作るのは商売の常識。追随する他のアイドル達も握手会に力を入れて、ファンに近いアイドルをアピールしていきます。
ハロプロでさえ握手は高速だけれど、シングルを出すと握手会やファンと触れ合うイベントを行なうのが定番になってしまいました。数年前はモーニング娘。は握手会をやっていなくて、メンバーと握手がしたければハワイツアーに行くしかなかったのですが。
でも果たして「握手会などを通じてファンに対して身近な存在である事」はアイドルの必須条件なのでしょうか？
ももクロの所属事務所であるスターダストプロモーションがやっている事は基本的にはAKB商法です。CD一枚からでも握手出来ますが、たくさん買えばもっと濃厚なサービスが受けられます。そういうやり方。
我々ヲタは握手会に喜んで参加している負い目があるから、なかなか「握手会の弊害」を冷静に批判出来ず、そこから目を背けがち。大の大人が資金力にものを言わせて対象商品を大量買いして、その目的が中高生の女の子と会話しながら握手をするという行為である事は、一応合法ではあるけれど人に言えない恥ずかしい事をしているという自覚は持つべきではないか？そう思っています。
そういう認識が当たり前になっていかないと握手会商法というものはますますエスカレートしていき、アイドル達は「CDを売る仕事のため」に存在しているかのようになってしまいます。
そもそも、握手をするための対象商品として同じCDを何枚も買わせるというやり方もおかしい。買う側が複数買いをする事を前提としているのなら、極力同じ物を買わなくて済むよう、違う物を用意するのがサービスだと思うのです。何もCDでなくてもいい。トレカでも、複数種類ある生写真セットでもいい。むしろそういう商品の方が事務所的には儲けが出るはず。ただ、レコード会社にも儲けを与えなくてはいけないから、そこはメンバーのメッセージCDを8cmCDとかでもいいから作り、それを複数種類用意して販売してもいい。
「歌を売りたい」のなら握手会に頼らないで、大手事務所で協力しあってアイドル音楽番組でも作って歌を知ってもらうなど「音楽の売り込み」をするべきです。
無理をしてまでCDを人気の実数以上に大量に売り、その売上を「これがウチの人気です」と言っているのが、AKB、ハロプロ、アイドリング!!!、ももいろクローバー、などなどほぼ全ての現在の女性アイドルの姿。そんな数字になんの意味があるのでしょうか？あるとすれば運営サイドの販売能力の高さ。必死なコアヲタの数。そんな数字に振り回せるマスコミや企業は、本気で振り回されているのでしょうか？振り回されているフリをしているのでしょうか？
CDの売上枚数が人気のバロメーターという時代は、握手会商法によって過去のものになりつつあります。世間はもはやシングルチャートなどというものに注目などしていない。そんな旧態化したデータシステムに振り回されて、文字通り作られた人気を作るためにアイドルが犠牲になっていく売り方は、そろそろ見直す時なのではないかとも思うのです。
勿論、これは特定のアイドルに対する批判ではなく、全体に対してです。そんな現在に生きるアイドルグループももいろクローバーから貴重な人材が抜けた事、それが残念でなりません。
その脱退理由は握手だけが原因でないかもしれないし、握手が原因ではないかもしれません。でも、自分には何だか早見あかりさんが現在のアイドル握手商法から脱落していった被害者に見えて仕方がないのです。
個人的にはアイドルとは富士山やお月様のように遠くで眺めて妄想で愛でるもの…と思ってまして、今の握手会前提の世の中は少々食傷気味です。オリコンシングル順位というのも「視聴率」同様、他に代わる指数が無いからこそ成り立っている（立たせざるをえない）レガシーメディアだと思います。
「ライブの楽しさ」なんてものを数値化できれば面白いんですけど…、主観と私情のカオスにしかならないですなあ（汗
は、AKBのやり方がまかりとおる現在、女性アイドルグループとして生き残る為の必須条件なのでしょう。
女性アイドルグループは、ジャニーズなどの男性グループと比べて、お金(と時間)を使ってくれるファンの数が圧倒的に少ないと思います。
やはり基本的にはターゲットは男性で、女性はジャニーズやEXILEなどの男性グループを応援する人が多いでしょう。
２０歳前後で働きだす、結婚などをしていく過程で、そういう女性アイドルグループを現場まで行って応援するという機会や考えを持たない男性が圧倒的に多いです。
ともすれば、恥ずかしい事とも捉えられがちです。
全盛期のモー娘。やPerfumeのように、一般の人の気を引くレベルの何かがないと、お金と時間を使って女性アイドルグループのコンサートに来てくれる人はなかなかいません。
AKBの、アイドルとしては過剰ともいえるサービスの登場によって、他のアイドルグループ(運営側)が、ただでさえ少ない現場まで来てくれるファンを、根こそぎ持っていかれるのではないかという恐怖を持つのは容易に想像できます。
モー娘。も握手をやり始めました。
牛丼の値下げ競争と非常によく似ていますね。
ただAKBに関しては、メンバーの数やバックにいる秋元氏を考えると、CDの順位(勿論１位)や枚数で圧倒的に凄いという事実を作って、メンバーをいろんな番組やＣＭに送り込む、というのが戦略としてあったように思います。
マスコミや企業も、どういう仕組みでＣＤがこれだけ売れているか、それこそ少しググればすぐにわかる事なので
＞振り回されているフリをしている～
のほうが正しいでしょう。
１位なのは事実で、スポンサーにとっても、イメージ的には何も問題ないのですから。(今のところはですが)
AKBの登場で、地道でいいから活動を続けて、試行錯誤しながらブレイクのチャンスを窺うというスタイルが取りづらくなり、
若い女の子に情操教育的に問題のある行動を強いる結果になっているのも事実ですね。
コンサートでは近くで見ることができない子を間近で見れるチャンスですから、ファンは嬉しいですよね。
でも、そんなに負担になるのなら、乱発する必要はないと思います。
ももクロはドサまわりも多かったみたいだし、心身共に疲れてしまったのかもしれませんね。
あかりちゃんも、残されたメンバーも可哀想です。。。
無料ライブだけのときがあってもいいと思うけど、ダメなのかしら。
だって同姓だし別に触りたい(厭らしい意味じゃないよ^^;)とか、直接伝えたいことなんてないな(笑)
そんなに親しみやすさって大事かな～って思います
私が本人のキャラとかあまり興味がなくステージに立っているときしか興味がないからなのかもしれないけど
なんかヲタとアイドルの距離感は近すぎず遠すぎずがベストかな、と思います
＞りかやさん
初コメントありがとうございます。自分もアイドルと故郷は遠くにありて思うものと考えます。それがスターというものですしね。
アイドルの評価は売上だけで計ってほしくないですね。ライブの面白さは数値化出来なくても、You Tubeなどでライブ動画を見てハロプロファンになる人も少しずつ増えているみたいですよ。削除しないで放置している事務所GJ!ですね（苦笑）。
＞サッカーさん
女性アイドルってイメージ的に実力は無いものと見られがちで、そこが世間との隔絶に繋がっているようにも思うのです。
それならば色んな手法で市民権を得て人気を上げていかなければいけない。今盛り上がっていればいい的なやり方は他のアイドルに迷惑でもあるのです。
私が悔しいのは、ももクロって何も無理してAKB商法しなくても正攻法で注目されたグループだと思うのですが、時代の波に翻弄されてしまった。それが残念なのです。
確かに牛丼の商戦に似ていますね。虚しくなってきます。
地道にガンバッテいるアイドルはたくさんいます。そんな彼女達が消耗品にならない方法はないものでしょうかね。
＞アタイさん
確かに握手会は近くでアイドルを見るためのサービスとして良いサービスなのですが、昨今の握手会はCDをたくさん買わせるために長時間握手になっているし、このままではそのうち社会問題になりかねないと思っています。
無料ライブがいいのですが、ただやるだけでは赤字ですよね。11月にももクロが無料で二時間半ライブやって、そのあと握手会もやりましたが、あれは宣伝のために身銭切ったイベントで、そう何度も出来ないし、握手なしのアイドルを応援する人が今どれだけいるかも疑問です。
＞ジュースうまうまさん
いい質問ですね。ちょっと考えてみたいテーマです。近年、中高生アイドルの水着グラビアが規制の流れになっていますが、次は握手も規制になる可能性があります。
握手がなくなったらどうなっていくか？もう少し考えて記事に書いてみたいと思います。
＞ななこさん
そのような考え方は決して変ではないし、むしろそういう考え方のファンが増えてくると運営側もやり方を考え直すと思うのです。
少し遠い距離感がある方が憧れの存在としても存在感も増すし、親近感よりもそういう見方をされた方がタレントとしても長持ちすると思うのです。
あかりちゃんがももクロメンバーでなくなるのは悲しいです。元℃-uteのえりかちゃんに似てて注目してただけあって残念、、、
アルファさんがコメントで言うようにももクロはAKB商法しなくても、ＭＪに初めて出た時の、アイドルとは思えない凄いアクロバットだけでも充分世間の注目を浴びれてたような…むしろあたしはそこしか見てなかったので(-∀-)あっ、blogに登場した「さっしぃ推しの友達」がれにちゃん&かなこ推しになったそうです（笑）大学で一緒に「怪盗少女」のPV見たらはまってくれました（笑）
AKB48の支持率が高くなってからアイドルが良くも悪くも近い存在になった気がします。最近になって「キャバ嬢？!」って思うようになりました；１０代の女の子達にキャバクラ的な事をやらせるのは、やっぱり精神的にも肉体的にも辛いような気がします。
AKB48のブームが去った後、どんな女性アイドルがブームになるのかな？最近そんな事を考えています…
ホント残念ですね。奇しくも境遇まで梅さんみたくなってしまいました。（理由は違いますが）
ももクロのインパクト力があれば、無理のない程度のイベント量でもそこそこは行けたと思うのですが、今はCD不況なので各事務所も必死なのでしょうか。
さっしーヲタさん、憶えていますよ。熱い気持ちを持った方みたいですから、是非ももクロイベントをお友達と一緒に観に行ってメンバーを生で味わってみてください。きっと大満足すると思います。スケジュールは公式サイトに出ています。
握手もいいけど、楽しさってそれだけじゃない！と感じてもらえるイベントが観られると思います。
あかりんは165センチ、今ではそんなに高くもない身長と思いますが他のメンバーと比べるとやはり一際大きく感じます。
そういう意味でPerfumeは全員160センチ台なのでアイドル的身長は超えています。
のっちは164センチです。でものっちは高くても人気があります。
で、ハロプロはどうなんでしょうか？確かなっちとか152センチくらいでしたよね？
AKBも結構小さめの子が多い気がします。
やはりアイドルグループと自ら打ち出しているグループは高身長が不利に働く事もあるのではないでしょうか？
今はだいぶ違うと思います。ベリは160以上の子が多いし、舞美やさゆも60以上あります。アイドリング!!!で一番人気ある子は170くらいあります。
今はキャラクターが重視されるのではないかなと思います。