「アルバムとC/W曲を語ろう」～℃-ute「美少女心理」の巻～

　先日、℃-uteのマイマイこと萩原舞さんがソロ写真集（10/10発売）を出す事が発表されましたが、DVDも発売されるとの事（10/21発売）。ロケ地が八丈島というのが目新しい感じがします。自然と溶け込んだ、可愛さと旅情に溢れた写真集を期待しています。
　更に、Berryz工房の徳永千奈美ちゃんのソロ写真集も本日発表がありました。今までにソロ写真集を発売していないメンバーが出してくるとなると、他の写真集未発売メンバーも期待したくなります。このブログで以前妄想記事を書いた「中島早貴写真集」も夢ではありません。きっと。

　目立つメンバーも居れば、目立たない(目立てない)メンバーも居る。℃-uteは2TOPとか言われて、舞美と愛理が圧倒的に目立っているイメージがありますが、C/W曲やアルバム曲では、二人以外のメンバーも活躍しています。むしろ、C/W曲やアルバム曲はいわゆる後列メンバーの方が活躍していたりします。
　℃-uteの初期C/W曲は、まさに2TOP以外のメンバーを目立たせるかのようなパート割を採用していました。℃-uteのテーマ曲的なナンバーである「JUMP」(桜チラリのC/W)然り、「私立共学」(都会っ子純情のC/W)然り。
　そして、今回取り上げる「美少女心理」もそんなナンバーです。

　美少女心理（ライブ動画）
http://www.youtube.com/watch?v=zEu6iE7YBcE&fmt=18

　「美少女心理」は℃-uteメジャー2ndシングル「めぐる恋の季節」のC/W。哀愁感漂うイントロが印象的で、結構人気のある曲でありながら、何故かツアーで披露されたのは2007秋ツアー「放課後のエッセンス」のみ（イベントでは何度か披露されている）。この頃は持ち歌が少なかったので、C/W曲も貴重な持ち歌ですから採用されたのは理解出来るとして、その後は披露されなくなってしまったのは残念です。

　一説によると、この曲はMIXを入れやすいので、それを嫌って外されているという説がありますが、真相はいかに。

　パート割の話に行きましょう。この曲のソロパート、印象的なのは梅さんのパートで、シリアスな曲調、シリアス歌詞に似合わない梅さんのアニメ声ボーカルが深い味わいを醸し出しています。これは誉め言葉です。
　というのは、梅さんの魅力である「見た目とキャラクターのギャップ」が存分に堪能出来るからですが。音声を消して、この曲で踊る梅さんを見ていると、カッチョイイな梅さんという感じでポワーな気分になるのですが、音声をオンにするとアニメ声。この視覚と聴覚のステレオ効果、ハロプロメンバーでは一番ではないですかね。舞美や愛理はそういうギャップはなく、外見のイメージと歌声に差はありません。なっきぃもアニメ声だけれど、愛らしいルックスでアニメ声だから違和感ナシ。梅さんはビューティーな風貌でアニメ声。これはアイドル歌手として凄い武器ではないですか。
　でも結局、その武器を最大限発揮する場がシングルではとうとう与えられなかった。「わっきゃない(Z)」は、結構いい線行ってるじゃん！という意見もありそうですが、あの梅さんパートは元々「めぐ」のパートです(めぐぅ…)。

　わっきゃない(Z)　梅さんソロショットバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=TolkDwKNwf4&fmt=18

　シングルでは梅さんの素敵な武器が発揮されなかったけれど、C/Wなら存在しています。今ツアーで「美少女心理」来ると期待していたんだけどなあ。
　歌わないのは、やっぱりあのフレーズが原因ですかね。
　「友達だよ　あの人は～」(赤の人のソロパート)
　ただ、ただ、涙あるのみ。

　さて、上で紹介した動画を見るとおわかりの通り、「美少女心理」はサビに入ると愛理のソロが長々と続きます。その意味では、「JUMP」や「私立共学」に比べると後列メンバー活躍曲ではありません。
　それでも、後列メンバーの印象が強いのは、この曲が「自分の想いを素直に表現出来ない子」が主人公だからでしょうか。それは、自分の気持ちを押し殺してでも、グループのまとまりを優先する長女の姿と、どこかダブって見えるからかもしれません。


　美少女心理　／　℃-ute　（「めぐる恋の季節」C/W曲）
　作詞・作曲／つんく♂　編曲／朝井泰生　（2007/7/11発売）