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2013秋 八戸を旅する

2013-11-11 23:27:14 | 遠征&旅行日記

 旅の二日目、私は江差から青函トンネルをくぐって青森県に入りました。昼に八戸駅に到着し、八戸線に乗り換えます。停まっていた八戸線の車両はリゾートうみねこというリゾートトレインで、一番前の車両は二人掛け座席の指定席。私は向かい合わせ四人掛けの自由席に座りましたが、座面が畳になっていて座布団が敷いてある作りです。

 八戸線は高架で八戸市内の町を抜けていきます。少し古びた懐かしい色合いの町並み。鮫という駅を過ぎると市街地は尽き海岸線に出ました。海は青く広い。所々内陸部に入りつつも、列車は海岸線に沿うような形で南の方角に向かい岩手県に入っていきます。

 14時07分に終着駅の久慈に着きました。この先も線路は続いていて、久慈からは三陸鉄道北リアス線になりますが、残念ながら今回の旅は久慈で引き返すので下車します。
 久慈はTVドラマ「あまちゃん」の舞台になったところなので、あちこちにポスターが貼ってあります。JRの液の隣にある三陸鉄道の駅に行くと駅名の看板が久慈ではなく「北三陸駅」になっています。どうやら、この日は三陸鉄道主催の「さんてつ祭り」というイベントをやっているようなので観に行く事にしました。

 駅の裏手にある三陸鉄道の車庫でイベントは行われていました。車庫に留めてある三陸鉄道の車両の車体に三陸鉄道への応援メッセージを書くコーナー、お座敷列車潮騒のメモリー号の公開などをやっているので見学。地元の人達は皆笑顔です。やがて車両点検をする車庫の中に作られた特設ステージで、あまちゃんに出演していた杉本哲太さんを招いての名誉駅長就任式が行われました。杉本さんはこの車庫で働いているシーンを収録した縁のある場所とのこと。式典のあと、杉本さんや関係者による餅投げ大会が行われました。

 久慈の人達も、三陸鉄道の職員の人達も、JR駅で働いている人達も、とにかくみんな温和な表情の人が多かった。そんな印象の久慈でした。次回訪れる際には三陸鉄道北リアス線に乗る機会を作りつつ、久慈に泊まりたいと思います。

(三陸鉄道久慈駅)

 久慈から八戸行きの列車に乗り込むとあたりはどんどん暗くなっていきました。今夜の宿泊地は八戸市の中心地である本八戸。約二時間の車中はあっという間に過ぎていきます。窓の外には暗闇に包まれた海。

(JR久慈駅にて)

 本八戸駅前のホテルに一旦荷物を置いてから、本八戸駅で待ち合わせの友人達と合流。旅先で友人達と合流出来ると不思議な気分であります。
 駅から繁華街までは暗い道を歩きます。普通の住宅街といった所で、この先に繁華街があるのがにわかに信じ難い。しかし、案ずるまでもなく徒歩15分ほどで繁華街に到着しました。予想通り飲み屋が多く、まずは一回りしたあと店を決めます。一軒目は予め候補にしていたK。ここは昔ながらの民家風の内装で、メニューも郷土料理中心。八戸の地酒八仙を味わいつつ、一味違う刺し身醤油で食べるイカの旨いこと。名物いちご煮はウニの風味の良い磯の味覚でした。

(いちご煮)

 二軒目はひと歩きでチェックした店にする事にしてAへ。ここは田舎の食堂みたいな雰囲気ですが、やはり郷土料理が美味しく、刺し身がどれも絶品。酒もすすみます。八戸の誇るB-1グランプリのせんべい汁がこの店の自慢の逸品という事で頼んでみたところ、想像を越えた旨さであります。潮の香りが漂ってきそうな海の幸な風味と柔らか南部せんべいの絡みが絶妙でありました。

(せんべい汁)

 三軒目は屋台村からセレクト。愛想のいいお姉さんがやっていると評判のNに行きました。お酒は地酒三点セットを注文し、選んだ肴のサバの刺し身の脂の乗り具合が素晴しく、八戸は最高だと思いながらホテルに帰ったのは0時を回っておりました。

(三軒目の店にて)

夜風が心地よい八戸の夜でした。


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