私が以前から疑問に感じているのは「出身都道府県での開催なら凱旋公演になるのか」という疑問。先日ツイッター上でモーニング娘。の川口リリアホールでの公演が埼玉県出身メンバーである工藤遥凱旋公演として、ヲタ有志がサイリウム祭を行なうという話題に対しての疑問のつぶやきがありました。出身市町村の場所によっては「ただ同じ県というだけ」で、地元と呼ぶには難しい公演があるのは事実であります。
私が以前参戦したモーニング娘。の九州厚生年金会館でのコンサートはトークで微妙な空気が生まれました。福岡県福岡市出身の田中れいなに対して、北海道出身のあるメンバーが「れいな、地元なのに今ひとつノリが悪いね」と語りかけたのです。会場のある場所は北九州市の小倉、福岡市からはかなり離れており、方言や文化も異なるため、同じ福岡県と言っても別な県の町みたいに接点は少ない。北九州市はむしろお隣の山口県との結びつきが強く、この日さゆは「小倉には山口にいた頃に家族でよく買い物に来た」とトークで話していたくらいです。
こういう違和感は他にもあって、新潟県長岡市出身の久住小春の凱旋祝いを新潟市での公演で行なったのも、私のように新潟県に縁がある者には違和感があり、山口県宇部市出身の道重さゆみ凱旋公演が山口県周南市なのにも違和感がある。
どちらも会場の手配の都合で仕方がないとはいえ、町と町の結びつきというものは非常にデリケートなものだから気になるのであります。ただ、地方の場合は一つの県に複数の公演をツアーに組み込む事は希であるため、市町村の位置関係よりも地元県に凱旋してきた公演であるという意味では許容範囲と言えなくもなく、実際小春は普通に喜びをコメントし、さゆも地元愛とお祝いへの感謝を述べています。
一番いいのは、やはり出身の町でコンサートが出来る事。私は宇部市でモーニング娘。のコンサートが開催されたら何が何でも参戦するつもりです。