フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

アイドル用コンサートホールの妄想

2012-10-09 23:03:34 | ハロプロ2012-2014

 週末にモーニング娘。がコンサートをした中野サンプラザは老朽化にともない数年後には解体される事が決まっているのだけれど、数々のハロプロ関連のコンサートを開催してきたこの会場がなくなったらハロプロはどこでコンサートをやるのだろう。
 日本の音楽界で一番利益を生み出していると追われるジャンルであるポップスに特化したホールというものはほとんど存在しない。クラシックに特化した会場は大都市に存在するし、宝塚や劇団四季のような有名劇団は専用劇場を持っている。歌舞伎のような伝統芸能は基本的に専用の会場で行なわれる。それに対してポップスは地位が低いという訳ではないのだろうけれど、既存の多目的ホールを使っているのが現状なのだ。
 既に一過性の人気ではなく一つのジャンルのようでさえあるジャニーズあたりなら専用ホールを持っていても良いと思うのだけれど、作らない事には勿論理由はあるのだろう。

 しかし、多目的ホールというものは決してアイドルコンサートを観るのに適した会場とは言い難く、特にグループアイドルを観るには不適であるとさえ思う。多くの多目的ホールは客席が縦長の作りになっているが、グループアイドルを見せるのならば横長にした方がステージを広く取れ、客席最後列からステージまでの距離も縦長よりも近く取れる。また、古いホールは立って観覧する事は考慮されていないのか、一階席の傾斜が緩い会場が少なくない。
 仮にアイドル専用ホールなどというものを東京に作るにしても、建設費に見合うだけの収益は上げられるかは疑問だけれど、各事務所が共同出資して千~千五百人クラスのアイドルポップスホールなんてものが作られたら楽しいだろうなと思う。都内の立地の良い場所でその規模の会場は、一階はスタンディングになるライブハウスか、日本青年館などになる。その日本青年館も国立競技場改築計画で取り壊される予定になっている。
 芸能事務所の体質を考えると実現性は低いけれど、このままだと東京はコンサート会場不足に陥り、ハロプロは路頭に迷いかねないのである。などと、余計な妄想をする秋の夜。

コメント (1)
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