突然ですが皆さんの中に五月病の方はいますか? 自分はなんか煮詰まったり、燃え尽きたりすると海を見に行きます。このブログでも何度となく取り上げている三浦半島は観光客も少なく、必要以上に開発もされす、郊外型大型店も少なく、静かでのんびり出来るので、そういう気分の時に出かけるには最適な場所です。5月10日日曜日。大好きな町、逗子に行ってきました。
デジタル一眼レフカメラを持ったハイキングの人達とすれ違いながら、自分も肩に下げたデジタル一眼レフで何枚も写真を撮りながら小坪という港町にやってきました。
南国のリゾートビーチを思わせる逗子マリーナと、そのすぐ側に鄙びた漁港のある小坪。港を見下ろすように坂道と、斜面に建ち並ぶ家々。あまりに叙情的で、映画的でもある風景。
港を歩いていると猫がいました。
小坪に限らず、港という場所にはよく野良猫がいるけれど、何故か港には警戒心の強い猫が多い。ここでも、カメラ片手に追いかけっこが始まった。港の猫はカルシウムが充分補給されているからかすばしっこく、あっという間に見失ってしまう。
猫を追っかける事は諦め、港を見下ろす坂道を上がって高台の上を目指します。
道端で掃除をするおじさんに、その先は行き止まりだと声を掛けられたついでに道を教えてもらったりしながら、坂の上の高台に広がる豪邸エリアに到着。
整然とした道には、歩く人はいなく、通り過ぎる車も少なく、道の両脇に大きく綺麗な豪邸が静かに佇む住宅地。
更に先へ歩いて行くと、公園へと続く緩やかな坂道がありました。登っていくと、木々に囲まれたカーブに石のベンチがあり、そこに猫がいました。
逃げてしまう猫なのかは目を見ると大体わかるもの。こちらを見つめる猫の目は逃げない猫の視線でした。
しばらく猫を撮影していると、やがて警戒心の薄れた猫は、鳴きながらこちらに寄ってきました。
一度近づき始めるともうだめです。カメラを向けても、すぐくっついてくるため写真が撮れません。諦めてベンチに座って休憩する事にしました。
今度はベンチに座るこちらを見るや、膝の上に乗ってきました。初対面なのになんと人見知りしない猫なのか! そして、我が家の猫のように膝の上でくつろぎ始めました(笑)。
仕方ないので、しばらく膝の上に置いて構いつつ、ズームレンズに付いているマクロモードで写真を撮ります。
猫は全然離れる気配がなく、いつまで膝の上に乗っかっているのか少し不安になってきたので、声を掛けてベンチへと降ろしました。
ベンチに座って毛繕いを始めた猫に「また来るね~」と声をかけながら、ちょっと名残惜しくその場を去るのでした。
すぐ横にあった階段を上がると、猿のいる檻がある公園「披露山公園」でした。逗子海岸を見下ろす高台で海を眺めていると、空はだんだんブルーになっていきます。慌てて海岸に下りると、砂浜ではウインドサーファーが波と戯れていました。
写真の機材は、カメラはα-7 DIGITAL レンズは上二枚が28mm/F2.8 その他は35-70 ZOOM/F4