きら☆レボと℃-uteの中野公演レポートを数回にわたってお送りいたしました。
℃-ute春ツアーも、モーニング娘。やBerryz工房の春ツアーもあと少し続きますが、春ツアーを振り返る感じで、「ハロプロ各現場の雰囲気の現在」というテーマで今回は書いてみたいと思います。
まだコンサート未体験な方は勿論、最近行き始めた方も参考にしていただけたらと思います。ただし、モーニング娘。は残念ながら春ツアーを観に行けなかったので、観に行った友人の話などを参考にしています。
各現場についての記述で、それは違うと思われる箇所がありましたらコメントにてご意見願います。今回は客観的な視線より主観的な意見を書かせていただくので、人によっては視点が異なるかもしれないので、違う意見もあるようなら知りたいと思っております。
ハロプロエッグ
エッグの現場と言えば「新人公演」ですが、この公演を一言で言うと「ハロプロDDの祭典」。ハロプロの曲で騒ぎたい人向けです。
もしかすると出演者より曲目当てなのではないか?そんな風に見える観客も少なくはなく、そういうヲタが通い続けていくうちにエッグメンバーがだんだんと気になってくるという、なかなか巧い流れも出来ていたりします。
濃い空間ゆえに、ハロプロ現場が初めてな人には勧められない現場。それがハロプロエッグの現場です。その濃さがある程度許容出来る人向けです。新旧色んな曲を楽しんでみたい人にも良いと思います。そして、先物買い大好きな人はファミリー席でじっくり観ながら、明日のハロプロを背負う素材を見つけてみてはいかがでしょうか。
℃-ute
コアヲタの割合はハロプロで一番低くライトファンが多い。そして観客の平均年齢も若い。それが℃-uteです。
そういう現場ですから、コアヲタが逆に目立つ事になり、何回か通い続けると「ああ、あの人よく見かけるな」みたいに常連のヲタの顔を憶えてしまったりします。
ノリは、昔からのハロプロ流という感じで、跳び、叫び、という基本パターンが主流になっています。今のハロプロ界隈ではこういうノリがメインな現場が減りつつあり、℃-uteは昔の娘。コンを思い出させる雰囲気もあります。
お約束も、手振り、ハンドクラップ、拳突き上げ、サビのフリコピなど体を使ってするものが多く、慣れていないと疎外感を感じる可能性がありますが、一緒にやってみようというノリの良い気構えがあれば大丈夫。
自分から積極的に楽しみたい人に楽しい現場です。
Berryz工房
ハロプロ界隈で一番フリコピをしている人の数が多い現場。フリコピは、いわゆる完コピ(曲の全部を踊る)派が多い。メンバー顔負けなダンスを見せるヲタもいたりします。
お約束は叫び系が割と多く、例えば今ツアーのセットリストだと「ハピネス」の茉麻パート「あなたに出会えた」で「茉麻に出会えた」と歌うなどが代表例。お約束が叫び系が多いという事で、初めて来た人でも置いていかれる気分を味わいにくい一面もあります。声を出しているかどうかは周りにはわからないので、黙っていても叫んでいる人達と見かけは変わらないからです。
客層は年齢の幅は広く、激しいノリはハロプロにしては控え目なので、中高年の方でも行きやすい現場と言えそうです。
モーニング娘。
「これぞハロプロ!」というノリを見たければ、やはりモーニング娘。というのが今までの定番でしたが、最近はフリコピ派も増えてきてノリも変わりつつあるようです。ソロコーナーでも他ユニットに比べると一体感がないようで、ひどい場合は推しが歌っていないと席を外したりしている人もいるようです。
それでも、熱狂度はやはり高く、年々コアヲタ度が高まっているため、盛り上がり曲での熱狂の凄さは相当なようです。
トークコーナーの自由度はベリキューより高めなので、トークを楽しんだりしたい人にも楽しい現場です。メンバーへの思い入れの強さがあれば初心者でも楽しめる現場かと思います。
こんな感じです。一見どれもノリは同じ、ヲタの濃さは同じに見えるかもしれないハロプロですが、実は各現場によって程度に差があります。どの現場が良いのかは、一概には言えないし、各現場でノリや雰囲気が異なるという事は、人によって向いている現場、向いていない現場というものがある訳です。
でも、一番大切な事は、やっぱり自分の好きなメンバーがいるかどうか?愛があれば楽しい現場になる! 結論はやっぱりそこに行き着きます(笑)。