フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

十年アイドル

2009-03-07 21:59:44 | ハロプロ2009

 今日行われたHello Project 十周年記念イベントハロテンのステージで、鈴木愛理ちゃんがモーニング娘。に関わる思い出話を披露したそうです。

 昔、モーニング娘。のミュージカル「LOVEセンチュリー」をお父さんと観に行った愛理。最前列で観ていた愛理は歌のコーナーの時に踊っていました。そんな愛理を見た矢口石川吉澤の三名は身を屈めて手を振ってくれたそうです。(当時、愛理小1)

 聞いた事ある話だなと思ったら、去年の℃-uteツアー浜松公演のトークコーナーで話した話題を改めて披露していたのでした。
 でも、イイハナシダナー。

 モーニング娘。に憧れる一人の少女。ステージ上の娘。たちを観て自分の夢が芽生えていく。
 そして、見事夢を叶えてデビューを果たした愛理の姿が、今度は新たな憧れの対象になって、℃-uteを観て夢が芽生える女の子が現れていく。実際、℃-uteに憧れてハロプロに入ってきたエッグメンバーの小学生の子が既にいます。

 今日、Jリーグが開幕しました。16年前のJリーグスタート時のスーパースターはカズこと三浦知良選手でした。カズさんに憧れてJリーガーになった選手は何人もいます。カズさんは今年も現役で頑張っていますから、憧れのスーパースターと憧れていた元少年が同じピッチに立ったりする訳です。
 そして、次の世代へと続いていく。
 現在、Jリーグでプレイする何人かの高校生選手(ユースチームに所属している選手はJの試合に出られる)は、昔のカズさんのプレイを知らないそうです。中田英寿選手あたりが憧れMY STARだった世代なのでしょうね。そして、近いうちにヒデも知らないという世代が出てくるのでしょう。スポーツの世界はこうして世代交代が行われていく訳です。

 ハロプロも十年という月日を積み重ねて、プロスポーツのような世代間の繋がりのドラマが生まれるまでになったという事ですね。これは、他のアイドルではなかなか無い事です。そういうドラマがあるのは、ジャニーズくらいでしょうか。

 実は自分が初めて生で観たハロプロステージは「LOVEセンチュリー」でした。東京・日生劇場で行われたこのミュージカルは、当時モーニング娘。を卒業したばかりの中澤姐さんも出演していました。
 内容は、センチュリーランドという遊園地を廃園の危機から守ろうと、娘。メンバーが力を合わせて頑張るストーリーでした。ベタではありますが、当時のモーニング娘。はミニモニ。ブームの真っ只中。会場には小さい女の子も大勢いましたから、ベタなくらいで良かったのです。ステージの雰囲気もファミリーミュージカル的な演出だったと記憶しています。
 私にとっては初ハロプロでしたが、残念ながら席は最後列。それでも、ステージ上の娘。達は輝いていました。人気絶頂の者が持つパワーが、最後列の席のところまでガツンと届いていました。自分が観た回は週末の昼公演だったので、もしかすると愛理と同じ回を観たかもしれませんね。

 そう遠くない将来、「℃-uteのコンサートで鈴木愛理ちゃんに手を振ってもらって感激して、それでアイドルになろうと決意した」というエピソードを聞く日が来るかもしれません。今の高校生Jリーガーが昔のカズさんのプレイを知らないように、既にハロプロの中学生メンバーは、LOVEマシーンの国民的大ヒットはよく知らなかったりします。エッグの小学生メンバーに至っては、ハロプロ=ワンダフルハーツのメンバーというイメージです。なっちやあややにピンと来ない世代が既にいるという訳です。これが十年続いてきた歴史の面白さではないでしょうか。
 継続は力なり、まさに今回の話題を表す言葉ではないでしょうか。

コメント (4)
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