フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

松浦亜弥さんのバラードでしみじみする日

2009-03-05 20:18:05 | ハロプロ(ソロ)

 毎日ハロプロの記事を更新しているブログを書いていますが、一日中ハロプロの事ばかり考えている訳でもなく、むしろそれ以外の事を考えている事の方が多かったりします。昨日は、Macのデスクトップがモデルチェンジした事が気になっていました。最近の一番の関心事は、今買いのデジタルプレーヤーだったりします。
 それでも、毎日頭の片隅から「有原栞菜」が離れません。余計な事を考えてしまう日々。これはいけないネガティブ過ぎる。こういう時は音楽でも聴くかと、手元のiPod miniのスイッチを入れてみる。おっ、久しぶりにあややでも聴くか。アルバム「ダブル レインボウ」(2007年発売)を聴き始めました。ところが、
「笑顔」の歌詞が今の状況そのままやん(涙)。ポジティブになるために音楽を聴こうとしたら、もっとネガティブ、というかナーバスになってしまったひとときでした。

 そんな訳で、今回はあややを聴いて心に笑顔と涙を!という記事です。このブログを栞菜ちゃんが読んでいる可能性はかなり低いと思いますが、もしかすると栞菜ちゃんの周りの人が読んでいるかもしれない。とか願望を抱きつつ、栞菜ちゃんに贈るという意味と、栞菜ちゃんの事で毎日もやもやした気持ちになっている人達に贈る気持ちで選曲しました。

 笑顔 (2007秋ツアー「~ダブル レインボウ~」より)

 まずは、その問題(苦笑)の「笑顔」です。2007年秋に発売されたシングル曲でもあります。作詞・作曲は谷村有美さん。当時、あややと谷村さんのコラボに拍手を送り記事をいくつか書きました。
 記事その1  記事その2  記事その3
 この曲の歌詞は社会という広い視野を見つめて書かれたもので、一個人のアイドルの出来事とリンクさせて歌詞を味わうのはお門違いかもしれませんが、その世界観は大きな優しさに包まれていて、現在進行形で心に傷を負っている人の胸に響いてきます。言い回しとかはハッキリ言ってベタなものかもしれませんが、心に響く歌詞というのは本来シンプルでベタであるような気がします。その辺を寺田氏にも再認識してもらいたいと、エラソーな事も書いておきます。

 歌詞がベタだけど聴いていくうちに味わいが出て来る曲という事では、2008年春に発売されたこのシングルもそんな一曲です。

 きずな (2008春ツアー「AYA The Witch」より)

 自分は実を言うと、この曲を初めて聴いた時はピンと来ませんでした。「またバラードか」という思いもあったからかもしれません。
 しかし、一年という月日が経過して改めてこの曲を聴くと、ああ良い曲だなと思う訳です。この一年のハロプロの楽曲を振り返ってみると、インパクト勝負というのか、奇をてらったというのか、そういう類の曲が思い起こされ、地味だけどじわじわ良さが出て来る曲というのが少なかったような気がしています。
 ハロプロの既成概念を打破していこうという楽曲作りは、それはそれで良いもので、自分もそういう部分に惹かれて入ってきた訳ですが、時にはオーソドックスなものも聴きたい。疲れているのか自分?
 オーソドックスなものをじっくり聴かせるには、実力も伴っていないといけません。その点、この曲を歌うはハロプロきっての実力派あややです。バッチリです。バッチリ過ぎてつまらないという意見も出て来そうですが、私は見た目は地味でも味のあるものが好きです。

 そして、次は私の大好きなバラード曲です。実はカラオケでもよく歌っています(笑)。

 ダブル レインボウ (2007秋ツアー「~ダブル レインボウ~」より)

 この映像、この会場の客席(一階席後方ですが)に自分は居たのですが、ステージの照明とかセットの演出がとても良かったです。そして、この熱唱です。あややの歌唱力については、「松浦は自分の歌に酔っているだけで心がこもっていない」という意見もあるようですが、客席で観ていて背筋が震えるような気持ちを感じさせてくれたこの曲を聴くかぎり、それは的外れなのではないか?と思う訳です。まあ、自分に酔って歌っているのは事実かもですが(苦笑)。でも、いいじゃないですか、あややだもの。それがハロプロに於いてもオンリーワンな存在である松浦亜弥の真骨頂ではないでしょうか。

 こうして、あややのバラードを聴いていると、それはハロプロの若手、特にベリキューのメンバーにとっての「良き目標」と言えるステージングだなと実感します。今回は取り上げていませんが、この動画のコンサートではこういうバラードを歌いつつも、昔の楽しい曲も歌っています。あややの歌における二面性は素敵です。ハロプロの中では一番器用なシンガーではないかと思います。

 「ダブル レインボウ」の歌詞には「私は心に色を重ねてもまだ 描ききれない絵がある」というフレーズがあります。私、いや私達は、描いている絵に赤い色をこれからも重ねていきたいです。虹は七色で虹なのですから。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする