フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

多摩川ダービー

2006-03-24 22:02:20 | サッカー

 火曜日(3/21)、川崎の等々力競技場で行われた川崎フロンターレ対FC東京を観に行ってきました。サッカーでは、同じ町・地域のチーム同士の対戦を「ダービーマッチ」と言います。清水エスパルス対ジュビロ磐田の静岡ダービー、ガンバ大阪対セレッソ大阪の大阪ダービー、浦和レッズ対大宮アルディージャのさいたまダービー、ベガルタ仙台対モンテディオ山形のみちのくダービー等々…
 この川崎対東京戦は、多摩川を挟んで両チームのホームタウンが存在する事から、サポーターの一部からは「多摩川ダービー」と言われています。

 実は私は、FC東京がまだプロチームとして活動する前、東京ガスサッカー部と名乗っていた時代に、サポーターの方々の横で試合をよく観ていました。その頃はまだサポーターの数も、数十人ほどでしたが、今や隣町のアウェー試合に、ゴール裏を満杯にするほどの数のサポーターが来るようになり感無量です。
 私の友人に、アウェー試合を観に遠征までするほど熱心な人がいます。ここ数年、東京サポーターの数が急激に増えているそうで、この友人のような熱狂的な方も増えているようです。

 試合は、先制した川崎に対して後半、前がかりな川崎の守備の裏をついた攻撃で東京が逆転。しかし、守備の選手を交代した東京が連携を乱し、川崎が終了前に冴えるパスワークで同点、結果引き分けになりました。
 試合後、友人とスタジアム前で待ち合わせして武蔵小杉駅前で飲みました。入った店は泡盛の種類が豊富で、一杯目にプレミアムモルツ飲んだあとは泡盛に。「明るい農村」という奇をてらった名前の泡盛に目が行き頼むと、それは淡麗な飲み口でした。
 友人と私は、それぞれバッグの上に応援しているチームのマフラーを置いて飲んでいる訳ですが、友人は東京で私は川崎、そしてここは川崎のスタジアムがある町。こうしてアウェーサポーターと肩を並べて飲むというのも、平和な光景でいいものです。先日に沖縄・八重山諸島の民宿を泊まり渡りながら、離島巡りをしてきたという友人の話を肴に、夜は更けていきました。

 私は今でもFC東京の動向は気になります。やはり、東京というチームには色々な思い出が詰まっているし、名前は知らないのに顔は知っているサポーターもいたりしました。東京ガスの頃の、人数は少ないけど熱狂度が高くユーモアに溢れたサポーター達の姿を思い出す時、脳裏に浮かぶその光景は故郷みたいな郷愁に包まれたものに思えます。

 この友人と会うのは年に数回だけれど、会う度に(東京ガス改め)FC東京そのものと会っているような気分になります。

  今回のBGM  PRIDE ~In the name of love~ / U2

コメント
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