フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

遠征の楽しみ

2006-03-08 23:58:30 | 遠征&旅行日記

 前回に続いてサッカーの話から始まります。
 週末のJリーグ開幕戦、今年からJ1昇格を果たしたヴァンフォーレ甲府は、ホームに14,277人の超満員の観衆を集めたそうです。そして、J2昇格を果たした愛媛FCはホームに10,922人の満員の大観衆がつめかけ、終了間際の決勝ゴールに観衆は総立ちで盛り上がったとの事。
 視点を変えて、佐賀県の鳥栖市で行われた鳥栖-札幌には、札幌のサポーターが300人も遠征してきたそうで、更には茨城で行われた水戸-山形には、山形のサポーターが1,000人も駆けつけたそうです。
 遠征の楽しさというものは、単にその目的の物を観るという行為だけにとどまらず、その土地の食べ物や人とのふれあいなど、様々な楽しみがあります。
 これなどはサッカーに限らず、ハロプロ系ライブでも遠征組が多いのを見ても、遠征の楽しさはジャンル問わず味わえるものである事を実感出来る事に思えます。そんな訳で、私の二年前の遠征話を少し。

 娘。ヲタな人は、まだ記憶に新しい事と思いますが、二年前の今頃は娘。は「さくら組」と「おとめ組」に分かれてツアーを行っていました。私自身も、静岡や群馬の桐生やら、日帰り圏内を遠征していました。
 そんな風に遠征していますと、当然ライブを観るだけでなく、その土地の美味しい食べ物を味わいたいと考えます。
 さくら組の甲府公演の翌週おとめ組を観るため、またしても友人とともに甲府にやってきた私は、昼食を食べた甲府駅前の「ほうとう」の店に再び昼の公演を観たあと訪れました。

 甲府駅前にあるその店は、昼も一般客にヲタ風な人達で満員でしたが、夜も繁盛していました。私は夜はほうとうよりも、地酒を飲みながら土地の物(山菜などが美味だった)を食べるのが主目的になっていましたが、昼に食べたほうとうもかなり美味でした。
 数時間前に観てきたおとめ組ライブを肴に、美味しく充実した時間を過ごしました。素っ気ないようなメニューでさえ、口にすればかなりの美味しいインパクトのある店でした。

 帰りに会計を担当した女将さんが「夜公演は観ないのですか?」と聞いてきました。私達の身分をお見通しだったのでした。そういえば、隣の並びのテーブルにいたグループ十名ほどははどう見てもヲタであったし、そのグループは夜公演に備えてすぐに席を立っていました。
 私達は女将さんに夜は観ない事と、また甲府を訪れたらこの店にやってくる事を告げた。友人は
「次はヴァンフォーレを観に来た時に」と声をかけていました。

 私は旅好きなため、その後も甲府には何度も立ち寄り、その際には何回かこの店に入り、時には友人を連れていき喜んでもらった。
 思いがけない味と人情。こういうものに触れられるのも、遠征をして更に土地の人達と交流をしていく事から始まるのではと思います。

 遠征をした時は、ぶらりと店に入る事を勧めます。ガイドブックに載ってなくても、美味しく思い出に残る店は、あちこちにたくさんあるはずです。
 ガイドブックに載らない名店を探す旅、それもまた楽しいものです。

 今回のBGM  友情 ~心のブスにはならねぇ! / モーニング娘。おとめ組

コメント
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