Nonsection Radical

撮影と本の空間

曖昧に I My Me

2014年05月31日 | Weblog
最近読んでいるのは橋本治の「貧乏は正しい!」シリーズ。
かたくなになりつつある頭を心配して、もっと曖昧に、もっと結論を出さずに、という努力目標に基づくものだ。
読んだからって”信者”になるようなトシでもないし、そこから得られるものを探そうとするわけでもない。
ただただいろいろな考え方があるという事を知って、自分にもいろいろな考え方が認められるようにと思って。
貧乏~を読んでいて指摘されるのは「自分で考えなさい」という事だ。
これは田中康夫のブロマガにも出てくる言葉だけれど、出される結論を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて結論を出すためには考えなさいという意味ととらえた。
で、自分の得たい結論を得るために考えるのではなく、考えた結果結論を得るには、これまでに培われてきた自分の価値観(そんなものがあれば)をいったんはチャラにして素直に受け入れた方が効率的なのではないかと。
だから基本的には批評的には読まない。
肯定的にも読むわけではないが、とにかく「なるほどね」と受け入れて、後で考える事に。
でもほとんどの事はすぐには結論のでない話が多いので、忘れないように”継続審議”となるのだけれど。
そうやって読むと、いろいろと腑に落ちる事もあるし、新たな疑問もわいてくるしと、経済的なものを除けば(本代がかかる)有意義な時間が過ごせる。
しばらくは、今更ながら、自分は、自分の、自分に、と考えていこうかと思うんだけど。




相生地獄坂
長崎県長崎市相生町
撮影 2014年3月23日 日曜日 15時15分
コメント
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