Nonsection Radical

撮影と本の空間

弁当ジョシ

2016年09月09日 | Weblog
昼過ぎの電車の斜め向かい側の席に座るジョシ校生。
化粧っ気もなく地味で大人しめのカワイ子ちゃん(死語)。
オッサンにとってはジョシはみんなカワイ子ちゃんだ。
そんなどこにでもいる大人しめの子が、学生カバンを衝立にして弁当を食べ始めた。
2段重ねのカワゆいサイズの弁当箱。
衝立カバンが邪魔をして詳細は見えないが、ご飯の入ったひとつを膝に置き、おかずの入ったものを左手に。
お箸でおかず、ご飯と順番にゆっくりと食べる。
さすがに花も恥じらう乙女であるので、視線を周囲に配って目立たぬように口に運ぶ。
しかし花も嫌がるオッさんであるので、視線を避けつつ、今卵焼きを食べた、今度はほうれん草だとじっくり観察。
お口に運んでよく噛んで食べる良い子だ。
だから時間がかかる。
いったいいつまで食べるつもりなんだと、そのゆっくりさ加減に心配になるが、そういうおっとりさが表に現れているのがまた好ましい。
学校帰りなのだろうが、どうして学校でお弁当を食べなかったのだ?と余計な詮索。
誰かにいじめられているのか?それともワケあって早退したのか?
オトーサンが我が子のように心配になるのは、岡田あーみんの漫画の読みすぎか。
駅に停車するたびに、ジョシの前を通る人がチラ見する。
特に若いジョシは無礼だ。
ガン見してオカズの中身を確認したりする、のをまたチラリと確認するオッサン。
結局15分ほどかけて食べ終えて、お弁当箱をゆっくりかたずけて某駅で下車。
思わず続いて下車しようかと思ったものの一瞬にして中止。
そんなことして何になる。
オッサンにはこうして観察日記を書くだけでも充分幸せ気分になれるのだから。
コメント (2)
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