Nonsection Radical

撮影と本の空間

知らぬは放っとけ 長崎の旅 5

2014年03月28日 | Weblog
長崎市の地図を見ていると、浦上川の対岸に稲佐中央通りとの表記があった。
その近くに市場もある。
ひょっとして商店街かもと思って行ってみた。
前日22日にも商店街巡りをして、最終日の日曜日の事だ。
予定では南部の大浦辺りを徘徊する予定だったのだが、その前にちょっと行ってみようかと。
長崎駅から歩いて旭大橋を渡ると眺めが良くて市内も港もよく見える。
橋を渡ると急に坂道が始まる。
上って行くとイイ感じの住宅街だ。
目的の稲佐中央通りに行くと、そこは街の商店街。
ピンポ~ンだったが、わかっていれば土曜日に来たのに。
いくつかのお店が閉まっていて残念。
ブラブラ往復するとお腹が空いてきた。
どこかで何か食べようかなと思ったら、目についたのが口絵のお店「キャンティ」。
ここは飯倉かよと毒づいたが、もちろんイタリアからの命名なんでしょう。
ショーウインドウのサンプルを眺めると「トルコライス」がある。
長崎の”名物”らしいが食べていない。
これにしようかなと思ったけれど、こんな観光地でもない住宅地の商店街のお店ではたしてトルコライスはポピュラーなんだろうかと不安になる。
もし頼んでも、観光客しか食べない滅多に出ないメニューで「はぁ?」なんて思われるのもシャクであるから、ここは安心の「本日のランチ」にしようと決めて店内へ。
店内にはキレイなおねえさんしかいなくて、ここで妄想が働いて「ああ、昼間はこのおねえさん、いや奥さんにお店をさせて、夜は旦那がスナックでもしているんだろうなぁ」などと考えていた。
するとオッサンが戻ってきて、奥さん、いやおねえさんがsatoboが注文したランチと出前でトルコライス(!)の注文が入ったと伝えた。
するとオッサンは白いコック帽をかぶって調理し始めた。
マスターだったのだ。
そしておねえさんは、どうやら店員さんのようなのだ。
ランチはスープとハンバーグとフライとスパゲッティ(パスタの事ね)、サラダのワンプレートにライス。コストパーフォーマンスが高い。
そして出前用のトルコライスが出来たのを見ると、すごい大盛り。
あ~トルコライスにするんだったぁと後悔。
地元の人もトルコライス食べてるじゃないのさ。
珈琲を飲んで店を出て、次の目的地へまた歩き出した。

帰宅後、ふと「キャンティ」の評判を調べてみたら・・・
ほら福山雅治っているじゃないですかsatoboに似ているって評判の・・・(汗;)
その福山雅治の地元が稲佐で、この稲佐中央通り商店街っていうのは福山ファンの間では有名な場所らしい。
そして「キャンティ」にも福山雅治は通っていたという”有名”店だったようだ。
知らないというのは恐ろしいものだ。
振り返ってみれば、キャンティに入った時にあのキレイなおねえさんが一瞬satoboの顔を見てケゲンな顔をしたのは、雪の石巻市で入った喫茶店で新聞の集金人と間違えられたのとは違って、福山雅治と一瞬見間違えたからなんだろうなぁと納得したのである。
キャンティではトルコライスで決まりだ。



小阪本町,下小阪の街並み
大阪府東大阪市小阪本町2丁目,下小阪1丁目
撮影 2014年1月25日 土曜日 15時30分
コメント
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