闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

経営者のモラル

2009年01月30日 12時01分51秒 | Weblog
昨日、テレビで久々に竹中さん(元経済財政政策担当大臣)を見ました。
相変わらず「規制緩和!構造改革!」と仰っていましたよ
新自由主義信奉者であったアメリカですら政策を転換しているのにね。
景気の良い時なら、それも効果があるかもしれませんが、
今に至っては、それらの効果の程については、疑問符がつきますね。

でもそのアメリカ、公的資金を受ける金融機関の経営陣が
昨年、1人当たり平均して約2億3200万円という高額報酬を
受け取った事にオバマ大統領が激怒したのだとか。
しかもその中には、数千人単位で従業員を解雇した企業もあった事から
国民からの批判もでてくるでしょう。

それにしてもその経営者、何を考えているのでしょうかね?
そりゃぁオバマさんの怒りをかうのももっともですよ。
2億3200万円もあれば、少なくとも多くの従業員を
解雇する必要も無かったかもしれません。 まさにアメリカの負の部分ですね。

現在、日本でも派遣切りする企業の内部留保について
共産党なんかは、かなり強くそれらの企業を批判しています。
いつも共産党の主張は、現実的ではない事が多いのですが、
内部留保にかんする主張は、私も概ね賛成です。

株主に配当を出しながら、一方で派遣従業員のクビを切る、
これって、どー考えてもおかしいと思いませんか?!
大体、企業の将来にとっても、国の将来にとっても、
マイナスになると思いますけどね。

そもそも内部留保というものは、企業毎に様々な役割がありますが
いざという時のためでもあると思うのですががね。
現在は、100年に一度の未曾有の危機なんでしょう?
内部留保を今使わずして、一体、いつ使うのだ?と突っ込みたくなります。
何も内部留保の全てをつぎ込めって言っているのではないのですから。

上で書いたアメリカの高額報酬の経営者ほどひどくなくても
派遣切りしている企業の経営者の中には、まだまだとんでもないほど
高額の報酬をもらっている人がいるのではありませんか。
そういう経営者に対しては、同じ経営者として落胆させられますね。
経営者としてのモラルを疑いたくなりますよ。

昨日、今日の一言で松下幸之助さんのエピソードを紹介したのですが、
幸之助さんなら、上で書いた恥知らずの経営者のような行動は
絶対とられないでしょう。
こういう厳しい時代になると、経営者の真の姿が垣間見られますね。


今日目に付いた記事:
 ・完全失業率:0.5ポイント悪化し4.4% 過去最大の増加--12月
  実体は、この倍以上失業者はいるでしょう

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 企業のいうイザという時とは、いつなんだ?

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