闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

あまにも想像力が欠如した日本人技術者!アホ過ぎる

2017年07月13日 22時36分44秒 | Weblog
あまり仕事の内容については書きたくないのだが、あまりにもマヌケな事例なので黙ってられない。

ダイオードというごく簡単な電子素子を取り扱っていて、客先で、それが壊れるという事が多々ある。
電子素子なので、使う定格というのが決まっているのだが、それを超えた使い方をしたら当然壊れる。
勿論、電子素子自体に不具合があると、定格内で使っていても壊れる事もある。

ダイオードが壊れたら、客先からそれが返却されてくるので、電気特性を測ったり
X線で中身を調べたりするのも私の仕事だ。
その後、詳細な調査が必要なら、台湾のダイオードメーカーに出して調査してもらうという流れになる。

先日、某社(世界的に有名な日本の家電メーカー)から、ダイオードが壊れたから調査依頼を受けた。
私が調べたところ、確かに壊れていて、定格以上の電気を与えたから壊れたのが明らかだったが
念の為に台湾に調査を依頼。 その結果、やはり定格以上の電気を与えたから壊れたという内容。
専門用語では焼損と言って、素子自体が炭化するほど燃えた状態だった。
それでレポートを作成し、日本の依頼元である某社に報告した。

するとその某社から、今日、先日報告したレポートについての質問が来た。
「具体的に何アンペアくらい電流が流れたから壊れたのか?」という内容だ。

そんなものわかるわけない!!

こちらでテストしていたのなら、具体的に「云々アンペア電流を流したところで壊れた」
とわかるが、壊したのは某社内である。
それにダイオードが既に壊れた状態で、受け取っているから壊れているという事実しかわかない。
それにダイオードは、使っている間に熱を発生するし、それを使っている周りの環境で
特性が変化するという特徴があるから、某社内でテストしていた時の条件がわからないと
こちらでは推測すらできない。

これはいわば、自動車で走行中、大事故にあって自動車が原型を留めない位壊れた後、
「事故に遭った瞬間、エンジンは何回転していましたか?」と聞いているのと同じだ。
自分が運転していたなら「云々回転くらい」と大体のところを答えられるのだが、
この場合だと、某社の人間が運転していて事故にあった後(しかもエンジンは粉々になっている)
「事故に遭った瞬間、エンジンは何回転していましたか?」とこちらに訊いているのと同じだ。

状況からして、そんな事わかるわけがない!! アホちゃうかと思うね。
台湾のダイオードメーカーの担当者から私に電話がかかってきて、二人して大笑い。

台湾側「そんなもの神様でも正確にわかるわけない」
私  「いや、某社の奴は、神様でもわからない事が分かるらしいよ」
台湾側「そりゃすごい!やっぱり日本人は神様を凌駕しているね」
私  「私はそんなの全くわからんから、日本人じゃないようだ」
台湾側・私「

余りにも想像力が欠落しているので、呆れて回答する気にもなりませんわ。
これはほんの一例ですが、これと似たようなことがしばしば。
その度に、マヌケな日本人技術者を嘲笑するしかない。余りにもアホ過ぎる!


今日目についた記事:
 ・<劉暁波氏>瀋陽の病院で死去 61歳 中国の民主活動家
  結局、亡くなったんや・・・いや、中国政府に殺されたんや!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 技術もロクロクわかってない、状況に応じた判断もできない、技術立国の凋落は明らかや

今日読んだ本:
 ・新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ
 ・一億人の英文法
 ・瞬間英作文シャッフル