闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

何でWindows7のサポートが終わっても使い続けちゃダメなの?

2016年07月04日 21時26分17秒 | Weblog
昨日、このブログで私がWindows10とアプリケーションソフトの相性を
テストした結果を書きましたが、それを見てか見ずしてかわかりませんが
職場の人や、知り合いから
「2020年にWindows7のサポートが終わってからも使い続けちゃダメなの?」
って質問を受けました。
WindowsXPのサポートが終わって時も同様でしたが、また理由を書きましょう。

答えは簡単「使い続ける事ができます」です

でも但し書きがつきます。

Windowsやアプリケーションソフトには、沢山のウィークポイントがあります。
例えばその一つは、「ポート」と呼ばれるコンピューターの侵入口。
Windowsの場合は、65536個の「ポート」(一種の穴)があり、
例えばインターネットでどこかのホームページを見る場合には
80番ポートを使う(開ける)という約束になっています。

ところがそのように開いているポートから、侵入してくるクラッカーがいます。
「じゃぁ必要なポートだけを開けておいて、他を閉めればいいのでは?」
と疑問をもたれるかも知れませんが、実はその通りなのです!!

しかし、どのアプリケーションソフトが、何番のポートを使っているかは
全く公表されていませんし、どのポートを開けて、どのポートを閉めるか
という事をすべて把握している人は、世界中に一人もいません。

ところが、コンピューターの外部から、どのポートが開いているのかを
知る事ができてしまうので、開いているポートからクラッカーが侵入できてしまいます。
マイクロソフトでは、侵入された情報を元に、そのようなポートを閉めるような
プログラムを提供しています、それが「更新」と呼ばれるヤツで
要は不用意にポート開けているプログラムを「更新」によって閉めるわけです。

その他には、例えば「こういう手順データを送信したら、プログラムはこういう動作をする」
というように、アプリケーションソフトのプログラムの動作は決まっています。

例えば、アイコンをクリックしたら、そのプログラムが起動されるでしょう?!
この場合「アイコンがダブルクリックされたら、動作を開始する」と
予め決められているから、ダブルクリックでプログラムを起動できるのです。

ところが複雑なアプリケーションソフトになると、動作の決まりが何万通りもあり
プログラマーが意図しない動作をする手順があったりします。
クラッカーは、そのプログラムに想定外の動作をするように指示します。
つまりアプリケーションソフトが「乗っ取られる」わけです。

そのように想定外の動作をすると困るので、そういう手順がプログラムに見つかったら
想定外の動作をしないように、新しいプログラムをインストールするため
「更新」が始まるのです。

「更新」って何やってんだろう?と思っていた方は、
「更新」で、自分のコンピューターが日々強化されていることを知ってください。

ところが、そのようにコンピューターのウィークポイントを強化してくれる「更新」ですが、
その更新は、マイクロソフトがWindowsの保証期間内だけサポートとして行います。
つまりサポートが切れるという事は、ウィークポイントが強化されない事を意味します。
でも、外部のクラッカーからパソコンはいつも狙われている!!!

簡単に言えば、「2020年まではマイクロソフトがサポートするので
パソコンが強化されていきますが、それ以降はご自分で強化してください」という事。

という事は、マイクロソフトが不定期に「更新」していたのと同じ事を
個人がやらなくてはならなくなります、でも現実には素人さんには不可能。

なので、2020年にWindows7のサポートが切れても使い続ける事はできますが、
無防備な状態になるので、そのリスクを負いながら使う事はできるという事です。

「なんだ私なんかクラッカーが狙うはずがないから大丈夫」
な~んて言っていて、万が一侵入されて他に害がでたら、
下手したら何億円もの賠償義務を個人が負うことになります。

よく「どこかの会社から情報が漏洩した」なんて話を聞くでしょう?
情報を漏洩した会社は、何十億円も使って、顧客や様々関係筋に賠償しています。
まぁ個人のパソコンなら、大した情報もないので、そんなに大事になることは
滅多にありませんが、でも賠償責任は負わされますよ。

クラッカーに狙われるのは、交通事故に似ています。
自分は大丈夫だと思っていても事故に遭うこともあるし、
一生交通事故に遭わない人もいる。 それは「神のみぞ知る」です。

ではどうするか?

そういう賠償義務を負うことを覚悟して、Windows7を使い続けるか
それとも賠償義務を負わないWindows10にグレードアップするか、
インターネットに接続せず、Windows7を使い続けるか、
それともWindows以外のパソコン、例えばMacにするか、 道は4択になると思います。
それは貴方次第です。

私なら、たとえリスクが0.0001%であったとしても、
万が一の可能性ある限り、残りの人生を棒に振らないためにも
リスクを回避する方法を選択します。


今日目についた記事:
 ・19歳が作ったチャットボット、「AI弁護士」が16万件の駐車違反を無効に
  これは凄い!! 日本でも実験してみたらと言いたい。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 私はMacに移行

今日読んだ本:
 ・DUO 3.0 / ザ・カード
 ・【新形式問題対応】これだけ! TOEIC TEST全パート完全攻略! 【CD付】